NeoCulture#Journal

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Neo Culture #Journal

ある文化がある異文化を受容するには、母体となる文化においての既成概念の破壊と伝統の再構築が必要となる。 Neo Cultureは、その過程を人為的かつ局所的に再現しようとする、一種の実験である。

マレーシアにおける南インド料理

大岩食堂 月曜日旅のアジアご飯
本日7/11の月曜日旅のアジアご飯のメニューです~

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今日はマレーシアの国民食ナシ・ルマッのセットを基本に、
 
そこに好きなおかずを追加していただける方式にいたしました。
 
詳しく書いてなかったですが、
 
一番下のマレーシアのご飯の付け合わせとは、
 
サンバル(チリソース)、イカン・ビリス(小魚アーモンド的なもの)、おせんべいです。
 
ですので"1品で目玉焼き"と言うチョイスですと、
 
ちょうどマレーシアの食堂で「ナシ・ルマッください!」
 
と言ったときに出てくるようなスタイルになります。
 
 
他に用意したおかずは、マレーシアのいいとこ取りと言った感じで
 
青菜の海老味噌炒め(青菜のブラチャン炒め:写真左)
 
ニョニャ風とりじゃが(アヤム・ポンテ:左から二番目)
 
マレー風豆と野菜のココナッツカレー(カリ・ダル:左から三番目)です。

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ちなみに本日のアヤム・ポンテは
 
現地使用のものがお好きな方からすると全くもって物足りないくらい
 
クセなくやさしく食べやすく作りました。
 
マレーシア料理が初めての方でも
 
とりあえずアヤム・ポンテが安心できる味でしたらそれを軸にして
 
海老味噌炒めやココナッツカレーに挑戦していただきやすいだろうなと考えたからです。
 
海老味噌炒めの方は現地ではよくカンクン・ブラチャンといって
 
カンクン空芯菜で作られます。
 
今日は小松菜でしたが、あとは辛さをマイルドにした以外はそこそこ現地仕様の味にしています。
 
 
さて、ここで今日のテーマにしたマレーシアにおける南インド料理ですが、
 
実は豆と野菜のココナッツカレー
 
あれは南インドカレーのサンバルがルーツです。
 
もうちょっと言うとマレー人の家庭料理として作られるサンバルです。
 
呼び方はサンバルと言うこともあれば
 
カリ・ダルと言うこともあります。
 
カリはカレーでダルはインドと全く同じ意味で使われてますので、
 
要するにダルカレーなのですが、
 
マレー人のご家庭ではこのダルカレーの範疇の中にサンバルが含まれる感じの人が多いみたいです。
 
見た目が南インドのサンバルとはずいぶん違うことになっているのですが、
 
簡単な違いとしては
 
ジャガイモが割りと頻繁に入る
 
ココナッツミルクが使われる
 
タマリンドは使ったり使われなかったり
 
スパイス使いが簡略化されている
 
といったところかなと思います。
 
 
 
ではなんでマレー人が南インド料理なのかと言うと、
 
マレーシアには南インドからの移民が多くいて、
 
彼らは自分達のコミュニティーの中で今も純粋な南インド料理を作っています。
 
ジョホールバルというマレーシア南端の街は美味しい南インド料理で有名で(治安が悪いということでも有名でした)
 
僕が訪れたときは、バナナリーフの上にご飯やカレーをよそってくれるインド人の食堂がありました。
 
とりあえずサンバルとラッサムはおかわり自由で
 
パパドもすごいたくさんくれたのですが
 
パパドは追加料金とられてたかもしれませんw
 
 
 
クアラルンプールの国際空港のLCC専用ターミナルにも
 
ワダなどのティファンを中心に扱う南インドのスナック屋さんがありました。
 
フードコートがきれいになる前の話でずいぶん前なので今もあるのかどうかわかりませんが、
 
その頃はよくその空港を使っていたので
 
よくそのお店にも行って店のお兄ちゃんと仲良くなったりしていました。
 
ちなみに僕は毎回サンバルワダを注文していました。
 
そんなわけで割りとあちこちにホンモノの南インド料理を食べれる場所があり、
 
南インド料理とまではいかなくても
 
インド人がインド人のためにやっているインドカレー屋があり
 
マレー人でも中国人でもインド人の作るカレーが好きでそれが食べたければ
 
普通にインド人のお店に出入りするので
 
食文化としてはいろいろ混ざってくるし、
 
みんな好きなものを見つけたら自分達の中にどんどん取り入れてしまうんだそうです。
 
実際、中華系マレーシア人の友達が「美味しいマレーシア料理を食べに行こう!!」と言って連れてってくれた先は
 
本当に普通のインド人の食堂でしたw
 
向かい合って一緒にチャパティと豆カレーを食べたのですが、
 
彼がニヤニヤしながら「どうや!!マレーシアのご飯はうまいやろ!!」って言ってきたのを今でも覚えています。
 
僕はラクサやナシゴレンを期待していたのですが、
 
要するに彼の頭の中ではインド料理も中華料理もマレー料理もおしなべて
 
みんな"マレーシアのご飯"だったんですね。
 
 
ちなみにシンガポールインドネシアブルネイにも同じように南インドからの移民が多くいて
 
現地風に作る南インドスタイルのカレーがたくさん存在します。
 
 
今月のマレーシア編と
 
19、20日の旅のアジアご飯特別編で
 
僕が現地で食べてきた現地風南インドスタイルのカレーも少しずつ再現していこうと思っています。
 
南インドとの違いをお楽しみいただければと思います。
 
ちなみに余談ですが、マレー語版のクックパッドもあって
 
マレーシアやその周辺のマレー語を話す主婦の方々のカレーレシピもたくさん検索できます。
 
これがまた本当に面白いです。
 
みなさんそれぞれに異なるバックグラウンドをお持ちなので
 
同じ名前でも全く違う料理になっていたり
 
「こんな料理ほしかった!!」
 
みたいな感じで中華、マレー、インドのいいとこ取りをして絶妙なフュージョンを実現させているレシピがあったり。。
 
 
それでは最後に今月の旅ご飯のポスターを貼らせていただいて
 
次週以降の予告とさせていただきます。

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今後とも旅のアジアご飯をどうぞよろしくお願い致します。