NeoCulture#Journal

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Neo Culture #Journal

ある文化がある異文化を受容するには、母体となる文化においての既成概念の破壊と伝統の再構築が必要となる。 Neo Cultureは、その過程を人為的かつ局所的に再現しようとする、一種の実験である。

「Cafe&Bar Ethical 立ち上げ奮闘記」 そもそもの話 加筆修正版

そもそもの話ね、

アジアンエスニック料理って

ナンデスカ???


そう

この平成の時代の東京にあってもだ。

 

我々のように

"ちょっとコンビニ行って来るわ"くらいのノリで海外にいってる連中など

そうそういやしないのだ。


我々のような連中には

インド料理も

タイ料理も

マレーシア料理も

インドネシア料理も

ベトナム料理も

ラオス料理もカンボジア料理も台湾料理もフィリピン料理も何もかも、

下手をすれば名古屋料理より身近である。

少なくとも私に関してはそうである。

 

名古屋料理のことは全くわからないが、

アジア料理のことは大体メジャーなところはおさえているつもりである。

 

だから

最近まで私はこう思っていた。

日本人でもパッタイくらいはみんな知ってる。

日本人でもナシゴレンくらいはみんな聞いたことある。

日本人でもフォーくらいみんな食べたことある。

 

ところがどっこい、

全然そんなことないらしい。

 

しかし私は

日本の皆さんに

もっとアジア料理の魅力を伝えたい。

好きになるポイントは人それぞれ

何でもいいんです。

 

というわけで本日は

エシカルで日々試作を繰り返しているアジアンエスニック料理の中から

有名どころを抜粋し

果たしてそれがどんな料理なのかを解説していこうと思います。


でも私が普通に説明しても面白くないので

今日はゲストを二人ご用意しております。

トムとジェシーです。

 

ジェシー

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アジアンエスニック料理マニアのジェシー

 

トム↓

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ジェシーの友達のトム。料理の知識はゼロ。

*今回はこの二人のダイアログ形式で話が進んでいきます。

 

ジェシー「Hi,トム。久しぶりね。」
トム「やあ~、ジェシー。元気だった?」

ジェシー「ええ、元気よ。こんなところで会うなんて奇遇ね。」
トム「運命だね。」

ジェシー「相変わらずうるさいわね。」
トム「僕に対するその冷たさも相変わらずだね。でもジェシー、今日は本当に君に会えてよかったよ。」

ジェシー「トム、あなた本当に気持ちが悪いわ。」
トム「なあジェシー、君は近々下北沢にオープンする予定のエシカルっていうCafe&Barを知っているかい?」

ジェシー「もちろん知っているわ。あそこはアジアンエスニック料理を出すお店なのよ?私がチェックしてないわけないじゃない。」
トム「君ほどアジアンエスニック料理に情熱を燃やしている人を僕は他に知らないよ、ジェシー。」

ジェシー「でもだからどうしたの?聞きたいことがあるのなら早く言ってほしいわ。」
トム「それが大変なんだよ。君に助けてほしいんだ。今度エシカルがオープンしたら行くことになった。でも僕はアジアンエスニック料理の事について何一つ知らないんだ。だから君に教えてもらいたいんだよ。」

ジェシー「気になってる子にdinnerにでも誘われたの?」
トム「よくわかったね!」

ジェシー「顔に書いてあるわ。」
トム「ジェシー、いつも思ってたけど君は話が早いよ。そういうところは大好きだ。今度でいい、僕にアジアンエスニック料理とはいったい何なのかを教えてほしいんだ。」

ジェシー「今少し時間があるから今ならいいわ。後からあなたのために時間を作るなんてめんどくさいもの。」
トム「もうなんだっていい。君だけが頼りなんだ、ジェシー。僕のdinnerを成功させるために力をかして欲しいんだ。」

ジェシー「分かったわ。とりあえずエシカルでメニューにのるんじゃないかって噂されてる料理をいくつか説明するわね。」
トム「本当に助かるよ、ジェシー。今は君が女神のように見えるよ。でもどこでそんな話を聞くんだい?」

ジェシーフェイスブックあなたやってるでしょ?興味があるなら後で見てみるといいわ。あと、アジアンエスニック料理って言われても幅が広すぎるわ。とりあえず有名どころをかいつまんで説明するから、まずはそこだけ覚えておけばいいんじゃない?」
トム「そうだね、あとは僕の自慢のトークでなんとかするよ。」

ジェシー「本当にあなたnoisyね。早く終わらせたいからもう始めるわね。まずはパッタイよ。」

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トム「美味しそうな野菜炒めだね!」

ジェシー「これは野菜炒めではないわ。言わばタイ風の焼きそばよ。」
トム「タイにも焼きそばがあるんだね!!」

ジェシー「でも麺の材料は小麦じゃなくて米なの。」
トム「なるほど!でも色が薄いってことは塩焼きそばなのかい?」

ジェシー「むしろ塩そのものは使わないことの方が多いと思うわ。ソースを調合して味付けするの。パッタイのソースは人によってレシピが違うのだけど、ナンプラー、タイのさらっとした醤油のシーユーカオ、ホットチリソースなどを組み合わせて作ることが多いわ。」
トム「醤油焼きそばみたいってことだね!!」

ジェシー「現地ではタマリンドを使うのもけっこうポピュラーだし、ココナッツミルクを入れる人もいるわ。」
トム「エシカルはいったいどんなソースでせめてくるんだろうね!楽しみだよ!」

ジェシー「トムが楽しみなのはエシカルパッタイじゃなくて女の子とのディナーの方でしょ?でも少し興味を持ってくれたみたいで嬉しいわ。」
トム「次は何だい?ジェシー!」

 

ジェシー

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トム↓

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ジェシー「次はフォーよ。」

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トム「これは鶏そばかい? Ah,胡麻油が美味しそうだよ。」

ジェシー「鶏そばはなかなかいい線ついてるけど、残念ながら私は胡麻油を使っているフォーは知らないわ。ベトナム北部の中国人のご家庭にお邪魔すればあるかもしれないけど。確かに気になるわね。次ベトナムに行ったら調べてくるわ。」
トム「君のアジアンエスニック料理に対する情熱は本当にすごいね。暑苦しいよ。これは辛いのかい?」

ジェシー「普通は辛くないわ。しかも麺が小麦じゃなくてお米からできているライスヌードルなの。優しい味わいでヘルシーだから女性に人気が高いわ。これはあなたが絶対押さえておくべき料理よ。」
トム「じゃあ今日はフォーのことだけは絶対覚えて帰るよ。」

ジェシー「フォー以外は忘れてもいいのね。トム、私はとても悲しいわ。私これでも頑張って説明しているのよ?」
トム「メモを取りながら聞くことにするよ!」
ジェシー「メモごとすぐになくすに決まってるわ。」

 

ジェシー「じゃあ次はグリーンカレーね。」

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トム「すごい色だね。スパイスは何を使っているんだい?」

ジェシー「この料理にはいわゆるカレーによく使うスパイスはほとんど使われていないわ。」
トム「。。。!!!じゃあなんで今カレーって言ったんだい!??僕は君の言ってることがさっぱりわからないよ!!」

ジェシー「トム、取り乱さないで。グリーンカレーっていうのはこの料理につけられたニックネームなの!本当はこの料理はカレーじゃないのよ!!!!!」
トム「Mamma Mia!!!じゃあいったいこの料理は何なんだい!??」

ジェシー「ゲーン・キャオ・ワーンよ!!!」
トム「。。。ジェシー、その呪文は僕には難しすぎるよ。。。」

ジェシー「ゲーンっていうのはタイ語で汁物って意味なんだけど、もっと詳しくいうと"ハーブや唐辛子、にんにく、生姜などのペーストを使って作る汁物をさすわ。」
トム「なるほど、つまりカレーペーストみたいなやつがあってそれを使って作るタイのカレーがゲーンってことだね!?」

ジェシー「そうよ、ゲーンに使われるペーストはまさにタイカレーペーストという名前で売られているわ。」
トム「それはわかりやすくていいね!」

ジェシー「日本ではグリーン、イェロー、レッドの3種類が有名なの。だけど実際タイにいくと星の数ほどたくさんの種類のゲーンがあなたを待っているわ。」
トム「そんなにたくさんのゲーンがあるんだね。日本の味噌汁みたいだよ。」

ジェシー「トム、あなた珍しく冴えてるわね。実際ゲーンに使うペースト作りを味噌作りに例えている人もいるわ。発酵させているわけではないけど、その繊細さや奥ゆかしさ、そして出来上がるペーストの多種多様さが味噌に似ているというのよ。」
トム「少しタイに興味が湧いてきたよ!じゃあ質問なんだけど、日本にも味噌を使わない汁物があるように、タイにもペーストを使わない汁はあってもいいだろう?実際どう何だい?」

ジェシー「いい質問ね。ペーストを使わない汁物のことをトムって言うわ。あなたと同じ名前ね。日本で有名なのは鶏肉をココナッツミルクで煮込んでタイの生姜を効かせるトム・カー・ガイという料理が有名よ。」
トム「Amazing!!そんな料理があったことを今まで知らなかった自分を悔やむよ!!」

ジェシー「他にもココナッツミルクは使わない完全に澄まし汁みたいなものだとレモングラスを使ったトム・タクライという料理もあるわ。あまり有名ではないけど。」
トム「僕はタイに行くことに決めたよ。そしてこのグリーンカレーを実際に食べたいんだ。」

ジェシーエシカルでは食べないの?」
トム「エシカルのオープンまでにタイに行くんだよ!」

ジェシー「それでdinnerが盛り上がるといいわね。」
トム「君の協力のおかげで成功間違いなしさ!」

 

ジェシー「じゃあ次もタイ料理でいくことにするわ。」

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トム「これは春雨のサラダかい?」

ジェシー「そうよ、ヤム・ウンセンというわ。」
トム「僕は分かってきたよ。ヤムがサラダでウンセンが春雨だろ?」

ジェシー「正解よ、トム。日本では春雨サラダとも言われているわ。」
トム「日本では、っていうのはどういうことだい?サラダじゃないのかい?」

ジェシー「ヤムに関していうとサラダというより、和え物といった方が近いわ。」
トム「なるほど。」

ジェシー「メインの具材をパクチー、玉ねぎ、セロリなどの香味野菜と一緒に和えるのよ。そして和えるときのたれがまた特徴的なの。」
トム「もったいつけないで教えてくれよ、ジェシー。」

ジェシー「私はひとつももったいつけてないわ。でもはやる気持ちを抑えられないのは私もよく知っているわ。ヤムを作るときには必ずタレを使うの。私たちは便宜上それをヤムダレと呼ぶわ。」
トム「。。。」

ジェシー「そんな本気でメモを取っている姿は始めてみるわ、トム。」
トム「。。。」

ジェシー「ヤムダレはナンプラー、ライム果汁、砂糖が1:1:1のバランスで作られるのが基本と言われているわ。あとは何をヤムにするかによってこの配合を変えたり、ハーブや他の調味料を加えたりするわ。」
トム「ヤムダレ。。。黄金比。。。1:1:1。。。」

ジェシー「アジアンエスニック料理に興味を持ってくれて嬉しいんだけど、こんな真面目なのはトムじゃないわ。気持ち悪いわ。」
トム「じゃあジェシー、ヤム料理には他にどんなバリエーションがあるんだい?」

ジェシー「例えばイカ、魚のフライ、魚の缶詰やモダンなものだったらアボカドや生魚なんかもあるわ。調味料はレモングラス、バイマックルー(こぶミカンの葉っぱ)、ナムプリックパオ(チリインオイル)を素材や好みで追加するわ。」
トム「タイ料理は奥が深いんだね。追求しがいがあるよ!」

 

ジェシー「次はガパオライスよ。」

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トム「ガパオっていうのは炒め物のことかい?」

ジェシー「おしいわ。ガパオっていうのはハーブの名前なの。英語ではホーリーバジルと言うわ。」
トム「バジルっていうのはあのバジルかい?」

ジェシー「日本ではあのスィートバジルが使われることが多いわ。でもスィートバジルとホーリーバジルでは味も香りも全く違うの。ちなみに日本やヨーロッパのスィートバジルとタイのスィートバジルも全く別物だから気を付けて。
そしてこのホーリーバジルを使って作る炒め物のことをパッ・ガパオというわ。味付けはナンプラーオイスターソースが基本よ。」
トム「なるほど、じゃあバジルの葉っぱと何を炒めるかによってまたたくさんのバリエーションがありそうだね。」

ジェシー「豚肉、鶏肉、魚あたりがポピュラーかしら。ガパオは素材選びや調味料のバランス、辛味などが店によって大きく違うわ。エシカルのガパオが楽しみだわ。」
トム「本当だよ!タイ料理の説明はまだ続くのかい?ジェシー。」

ジェシー「残念ながら今日はもういかなくちゃならないの。アジアンエスニック料理の説明と言いつつフォー以外は全部タイ料理になってしまったわ。」
トム「後はどこの国の料理があるんだい?」

ジェシー「今明らかになっているものの中にはインド、インドネシア料理と、後はエシカルのオリジナル料理もあるみたいよ!」
トム「ジェシー、また近々この続きを教えてくれよ。」

ジェシー「もちろんよ。トムが興味をもってくれて嬉しいわ。じゃあ今日はもう行くわね。Ciao!」
トム「Ciao Ciao!!」

 

続く。。。???