NeoCulture#Journal

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Neo Culture #Journal

ある文化がある異文化を受容するには、母体となる文化においての既成概念の破壊と伝統の再構築が必要となる。 Neo Cultureは、その過程を人為的かつ局所的に再現しようとする、一種の実験である。

5/14 Thai Festival!! クア・クリン襲来!


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「久しぶりね、トム。」

 


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ジェシーじゃないか!こんなところでばったり会うなんて偶然だね!」

 

「トム、あなたずいぶん日焼けしてるわね?いったいどうしたの?最近暑くなったとはいえ、その日焼けはなに?」

 

「実は今朝タイから帰ってきたばかりなんだ!君にタイ料理を教えてもらってからというもの、すっかりあれなしじゃ生きられなくなっちゃったんだ。」

 

 

「で、国内のタイ料理屋じゃあ物足りなくなってついに本場に行ってきたってワケね?」

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↑[Profile] 

Name: ジェシー

Age:23

Like:タイ料理始めアジア料理全般

Hate:豆

アジア料理マニアで東南アジアにも行きまくっている。特にタイ料理を愛してやまないうら若き乙女。

 

「相変わらず君は話が早くていいよ。バンコクに一週間行ってきたんだ。君にこの前教えてもらったタイ料理は全部食べることができたよ。現地の味は最高だったね。絶対また行きたいよ!」

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Name: トム

Age:25

Like:レゲエ

Hate:納豆

もとは料理に関する知識はゼロで興味の欠片もなかったが、ふとしたきっかけでジェシーからタイ料理を教えてもらい、目覚める。今は二日にいっぺんはタイ料理を食べているほど。

 

「トム、タイは一人で行ってきたの?」

「そうだよ!一人旅は気楽でいいね!」

「あら、この前ディナーに行ったこと二人で行ってきたのかと思ったわ。」

ジェシー、その話はよそう。思い出したくないんだ。」

「然るべき結末だと思うわ。でもそれでよくタイなんて行けたわね。思い出して辛くならないの?」

「本当に複雑だよ。彼女のことは忘れたいけどタイ料理は食べたいんだ。」

「未練たらたらってことね。」

「そうなんだ。」

「正直でいいことだと思うわ。」

 

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ジェシー

 

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↑トム

 

 「なら私があなたのことを今回限り助けようと思うわ。」

「なんだって!!!ジェシー、君は最高だよ!やっぱり女神だよ君は。」

「相変わらず暑苦しいわね。私はあなたのそういうところが嫌いよ。もう少し落ち着くべきだわ。」

「反省するよ!!!なんだってするよ!!!」

「うるさいわ。少し黙って欲しいの。」


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「それはそれで気持ち悪いわ。あなたって人を不愉快にさせる天才ね。そんなんじゃあ私がどんなアシストをしても無駄よ。」

 


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「もういいわ。さくっと作戦を説明したら私もう帰るから。そしたら一人でそこで騒いでなさい。」

 

「トム、いい?今週の日曜日、秋葉原のとあるお店でタイ料理のイベントがあるの。」

 

「いまちまたを騒がせているタイフェスってやつかい?」

「そんなおっきいものじゃないわ。個人店でパーティー形式でやるのよ。」

「そんなイベントもあるんだね。」

「今どきタイ料理のイベントなんて掃いて捨てるほどあるわ。」

「で、ジェシー、俺はどうしたらいいんだい!???」

「顔が近いわ。トム、落ち着いて。」

「わかったよ。落ち着いたよ。」

「実は私、そのイベントにあのこと一緒に行く予定なの。」

「Mamma Mia!!!!ジェシー、それは本当かい???いったいなぜ君とあのこが繋がっているんだい??」

「トム、世界は狭いの。」

「世界は広いよ!!バンコクだけでもあんなに広くてまわりきれないんだ!!」

 

「だから顔が近いって言ってるじゃない。」

「ごめんよ、ジェシー。僕としたことが取り乱してしまったよ。本当は世界が広いとか狭いとか、そういう話じゃないんだ、今は。」

 

「。。。続けるわね?」

「ああ、聞く準備はバッチリさ、ジェシー。」

「結論から言うわ。あなたもそのイベントに参加しなさい。」

「そんなことできないよ!僕は人見知りなんだ!大勢の中でばったりあのこにあってしまったりなんかしたら、もう頭は真っ白だよ!Jesus!!!想像しただけで目眩がするよ!」

「トム、最後まで聞いて!!!!大丈夫よ!!!あのこは私とトムが友達と言う事実を知らないの!!!!」

「それは本当かい???君が何食わぬ顔で取り次いでくれて3人でパーティーを過ごすんだね?」

「違うわ。私は当日、急にあのこに連絡をするの。少し遅れていくってね。」

「ええ!???」

「で、そのときにこう付け加えるの。私の友達が一人いるから見かけたら話しかけてあげて。髪が3色で見た目が少しイタイからすぐ分かると思うわ。って。」

「そうしたら君はどうなるんだい?」

「近くでお茶でもしてるわ。もし気まずくなったら連絡してくれれば駆け付けるわ。」

「君は最高だよ。」

 

「別にいいの。私はクア・クリンが食べれればそれでいいから。」

「クアクリン?なんだいそれは!!!新たなタイ料理かい!????教えてくれ!ジェシー!」

 

「クア・クリンはタイ南部の料理だからバンコクでは食べられる場所は限られているから、知らないのも無理はないわ!これよ!」

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「挽き肉の炒め物かい!??ガパオとは違うんだね!そう、僕は学んだんだ!!日本ではガパオ=挽き肉の炒め物みたいになっちゃってるけど、別に挽き肉じゃなくてもガパオの葉を使った炒め物ならガパオなんだ!」

「少し語弊があるけど、あなたにしては上出来な説明ね。」

「しかしこのクア・クリンは挽き肉を使う料理ってことなんだろう?」

「御名答。あなた少し見ないうちに勉強したのね。豚や牛とバリエーションはあるけど、カリカリに炒めた挽き肉を、ターメリック、生姜、レモングラス、唐辛子、にんにくをすりつぶしたペーストとナンプラーで炒めるの。仕上げに刻んだバイマックルーを散らして、それもうタイ南部至高の一品よ。」

バンコクでは余り見ないような、パンチの効いた攻撃的な料理だね!想像しただけでよだれがとまらないよ!」

「そのよだれ、私にはつけないでね。汚いわ。」

「じゃあジェシーはあのことクア・クリンを食べに行く予定だったんだね?」

「あのこはおそらくクア・クリンのことは知らないわ。タイ南部料理って日本ではまだ知名度低いもの。だからあなたがクア・クリンをあのこに教えてあげるの。」

「すごい作戦だよ、ジェシー。僕も自分でクア・クリンのことをもっと調べて準備していくことにするよ。」

「健闘を祈っているわ。じゃあ私はこれから友達とラオス料理を食べに行くから。」

「ありがとう。そうだ、その秋葉原のイベントの詳細がどこで見れるのか教えてくれないかい?」

【5/14】タイ好き集まれ!お酒を飲みながら自由に楽しく旅を語る交流会 | 旅大学よ。会場は秋葉原旅食ダイニング Journey×Journey、場所は自分で調べて。」

「ありがとう、ジェシー。じゃあまた一応明日の夜に連絡するよ。」

「何を連絡するの?不安をまぎらわしたいだけなら迷惑だから止めてね。じゃあね。Ciao!」

 

 

というわけで、

日本ではまだ珍しいタイ南部料理のクア・クリンを作ります~!

カリカリに炒めた豚挽き肉とターメリック、生姜、レモングラス、にんにく、グリーンチリ、ナンプラー、バイマックルーがガツンと効いたタイ南部の定番料理、作るこっちが楽しみです~!

 

Ciao!!