NeoCulture#Journal

Neo Culture #Journal

ある文化がある異文化を受容するには、母体となる文化においての既成概念の破壊と伝統の再構築が必要となる。 Neo Cultureは、その過程を人為的かつ局所的に再現しようとする、一種の実験である。

「あの日、ウイグル。」~ウイグル料理の知識・初級編~

旧市街地探索の翌朝

 

ウイグル人の営むウイグル料理店は、店に入って座るとまずお茶が出てくる。

観光地の観客相手のお店でなければ基本的に飲み物のメニューはなく、このお茶が飲み物。

フアアーー、

外がでたらめに寒いので、まじでしみる。

なんで日本の飲食店は真冬でも氷入りのお冷が出てくるのか、

このお茶の快感を知ってしまった後ならばもはや疑問符しかない。

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あー、まじうんめ。

外はでたらめに寒いだけじゃなくてでたらめに乾燥もしていますもので、

このいい湯加減のお茶なんかまじで無限に飲める。

 

と思っていると、一つ前のテーブルにウイグル人の年配夫婦が座った。

奥に夫、手前に妻。

同じようにお茶が運ばれてくる。

ポットは一つ、コップは二つ。

ポットは二人の間にコップはそれぞれの前に一つずつ置かれた。

 

二人は話をしている。

妻は話をしながらさりげない仕草で、夫の前に置かれたコップにお茶を少し注いで、

くるくるとコップを回しながら器用に、中に注いだ少しのお茶で、、、

 

なるほど、出されたコップがきれいかどうか分からないのでああやって濯ぐわけか。

 

そして妻の方は中のお茶を夫のコップから自分のコップに移し、

テーブルの下の、夫からは見えない位置まで持ってきて同じようにコップを濯ぎ、

足元の置かれていたごみ箱に捨てた。

自分からも見えづらい位置にあるのに一切視線は夫から外さずに。

最初から最後まで一寸の無駄もなく美しい所作だった。

 

自分の足元を見ると、確かに同じごみ箱が置いてあった。

なるほど。

自分はコップ、濯がずに飲んだけどね。

 

 

あ、ちなみにここのお店です。

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招待所という名の怪しい宿から歩いて3分。

今は地面が凍っているので滑りながら歩いて5分。

 

メニュー。

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なるほど、ウイグル語もアラビア文字か。

北京語は少々いけるけどアラビア文字はどうやっても無理やな。

ただウイグル人は中国語も上手で、このお店でも北京語で難なく注文できた。

しかしアラビア文字と漢字の共演。萌える。

 

 

朝ラグマン(と言っても10時くらい)

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過油肉拌麺

やべえまじうんめ!!!

中国醤油とトマト、羊出汁、油通しした甘長唐辛子とその他野菜と羊肉。

ふああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

取り乱すほどにうまい。麺のコシも最高!!

 

あ、ちなみに中国醤油が日本の醤油と比べて美味しくないって言ってくる人たまにいますけど、それ多分使い方間違ってますん。

まず中国醤油は生では使いませぬん。冷ややっこに中国醤油垂らしても美味しくないでし。

次に醤油といっても中国醤油は種類がとても豊富ですん。日本で一般的に扱われるものよりもはるかに種類が多いんでし。甘いものからしょっぱいものまで一同に会すので料理によって使い分けが必要なのですん。日本の様に甘い醤油は西にしかないとか、東、東北の人たちが「刺身醤油?なにそれ?」って言って刺身にしょっぱい醤油使うみたいに、日本では醤油の種類が地域に拠っているので、むしろ醤油選びっていうと品種選びというよりブランド選びの意味合いが強いでし。

それとちょっとテクニック的な面では、煮ものとか汁もの(ラグマンは汁もの扱い)に使う場合も日本の醤油を使うときとは要領が違いますん。どちらかというと、日本料理で醤油、ではなく酒を使う時のバランス感覚の方が近いと思っていますですはい。日本の醤油って醤油で塩味を決められるんですが、中国醤油は香りメインやむしろ甘味付けなので、だいたい塩気が別で必要になりますん。なので酒っぽいバランス感覚の方が近いかなと。

ちなみに中国醤油を使う中国料理やタイ料理などを作るときに日本の醤油を使うと、日本の醤油の唯我独尊っぷりにびっくりします。なんでも日本味になる!w

 

昨日食べたかったのに売切れで食べれんかった烤包子

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クミン風味の羊の挽肉が入ったパンです。

美味すぎて胃が痛い。

タンドールにはっつけて焼きますの。

 

そういえばこれに関してはインドのラダックに住むイスラム教徒がほぼ同じものを食べている。

これ↓

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こっちの方がちょっとちっちゃいけど。

サムサって言うらしい。ラダック版サモサ。

 

サムサ焼かれ中

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ちなみに隣でナンも焼いてました。

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床下ビルトインタンドール

これを見つけたときにはホンマに感動しましたよ。

以上、ラダックからでした。

いやしかし、ラダックとウイグルで共通点とか萌えるな。

大陸にはまだまだ萌えの要素がきっとたくさんあるんだろうな。

いいな、大陸。

 

 

 

美味しすぎたので同日14時頃再訪。

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湯飯。

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湯飯なんていうんですもの、

ウイグル人には珍しく米ものかと思ったら(メニューにある米ものはラム肉と人参の炊き込みご飯以外全部中国人用でウイグル人は食べません。って道中知り合ったウイグル人が言ってました。)

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ばっちり麺でした。これもトマト、羊出汁!!

こんな寒いのにこんな美味しいトマト、いったいどこからやってくるんだいチミは!!!!

 

 

続く