「あの日、ウイグル。」~古の街トゥユク編~
2017/1/5 10:30頃
日本語ペラペラのウイグル人ガイド1名と英語も怪しいウイグル人ドライバー1人と合流。
車代とガイド料が1200元と超高額なためわがままを言った。
「美味しい干しブドウとナッツが欲しい。」
そしたら連れて来られた乾物市場。
変なお土産コーナーで買うよりもここでガイドに美味しいものを教えてもらって、あわよくば値引き交渉をしてもらえばちょっとはこの1200元も浮かばれるだろうと思ったのだ。
それにしてもすごい種類ですね。
これ全部積んであるのそれぞれ違う品種のブドウから作られる干しブドウ。
これは全部味見ができて、もっと甘いのとかもっとさわやかなのとか注文を付けるとガイドのおっちゃんがいろいろ教えてくれる。
あ、ちなみに今マイナス10度もないので干しブドウは基本的に半氷状態で、口の中に入れるとヒヤッとします。全部の干しブドウではっきり味が違って、良いやつもそれほどでもないやつも、現地人からしたら色々あるらしいけど干しブドウネイティブじゃない自分にはどれもめちゃくちゃ美味しい。
こんな美味しい干しブドウはとりあえず今まで食べたことなかった。と、月並みな言葉を一丁。
ナッツ類も種類が豊富。
この左手前のものが「砂漠のクルミ」と紹介されたもの。すごくクリーミーで、でもあっさりとしていて、食感もしゃりっと柔らかくめちゃくちゃ美味しかったのでとりあえず即買い。
干しブドウも赤と白を厳選して1種類ずつ袋買い。
市場を後にしていったん街に戻り、
「じゃ、後はこのドライバーが連れてってくれるから。」
とおもむろに車を降りてサヨナラしてくるガイド。
1200元も払ったのに言葉通じるお前はついて来んのんか!
と思ったけど、まあ気楽でいいか。
というわけで東へ。
火焔山
通り道にあるから寄ってあげるよと。
絶景が続きます。しばしお楽しみください。
ベゼクリク千仏洞
ここはツアーに含まれていたが入場料はツアー代金に含まれておらず自腹だった。
1200元も払ったのにあのおやじめw
まあ確認せんかった自分が悪いよね。
ここには確か77の石窟があるらしく、
それぞれの石窟に仏教系の壁画が描かれている。
ただ残念ながら壁画の損傷が激しく、さらに壁画の保護のために壁画の手前に厚めの大きなアクリル板が設置してあって、そのアクリル板越しに壁画を見るんですけど、
壁画の損傷以上にこのアクリル板の汚れがひどくてですね。しかもオフシーズンで電気もオフなので、壁画の内容は大体よく分かりませんでした。
お昼ごはんらしいです。
これは1200元の中に含まれています。(確認済み)
ラグマンの具材↓
しかしこんな寒いのによくこんな美味しそうなトマトと甘長唐辛子穫れるよね。謎。
何にしようかな。
悩んでいると目の前にどんと置かれたラム肉とニラのラグマン。
いや、美味しそうでいいけどお前が決めるんかい!
とドライバーのおっちゃんに思わずツッコミを入れる。
「?」
当然、通じてない。
ところがこれがまた美味しいのなんのというところで、
今回の旅を通じて食べたラグマンの中でも一番美味しいラグマンでした!
8割くらい麺を食べたところで、ドライバーのおっちゃんが席を立ち店の奥へ。
帰ってきたおっちゃんが目の前にどんと置いたのはなんと替え玉。
そう、ラグマンには替え玉システムがある。
他に食べたいものがたくさんあったせいで、知っときながらも今まで使ったことなかったけど、まあ今日は食べ歩きどころじゃないし。そして替え玉を持ってくるタイミングが最高。ええで!おっちゃん。
そしてトルファンを出発して寄り道しいしい5時間ほど。
ついにトゥユクに到着。
なんでも新疆ウイグル自治区で一番古い村の一つなんだとか。
とくとご覧あれ。
ちなみに、人は住んでます。
街の外れの高台
この布は?
マザと言うらしいが意味は不明。
地元の住民とおぼしきイスラム教徒が一家でここを訪れ、
手を合わせてお祈りしているところを見た。
っていうかここけっこう急な坂の上にあるんですけどね。
さっきお祈りしよった少し腰の曲がったおばちゃんもここをさくさく歩いて降りていってました。慣れか。
マザのあった壁の内側。
これはイスラム教徒のお墓。
さっきのマザとお墓を反対側から。
オフシーズンにこんな風情あるまちでのんびりできるとは。
1200元の価値はあったと思う。
大満足。
マザについては現在も調査中。
続く