NeoCulture#Journal

Neo Culture #Journal

ある文化がある異文化を受容するには、母体となる文化においての既成概念の破壊と伝統の再構築が必要となる。 Neo Cultureは、その過程を人為的かつ局所的に再現しようとする、一種の実験である。

「あの日、ウイグル。」~トルファンの物静かな朝のちょっとした凹凸編~

おはようございまーす。

こっちに来てからというもの、0時くらいに寝てしまう超健康的な生活スタイルになっています。

なので朝は7時とか8時とかに目が覚めます。

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そうすると朝の散歩が日課になるんです。

寒っ!!!

トルファンはそんなに雪がない地域なんで、この写真からは寒さは伝わってきませんね。でもこれでも軽く-20℃くらいあります。

今、旧市街地の一角のブドウ畑にいます。昨日の市場があるメインストリートから少し路地に入り込んだところです。

ウロウロしていたら 迷い込みました。

向こうに見えるのは新興住宅街。

 

新興住宅街は見ても楽しくなさそうなので、このまま旧市街地を散歩してみようと思います。

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この朝の静けさ、良いですねえ。

平和です。

 

そういえば、イスラム教徒の家はですね、

どこのおうちもドアにこだわった意匠が施されているんです。

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本当に全家で違うんですね。

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ドアのデザインに意味とかあったら知りたい。 

 

電信棒と電線。

これだけで景色に一気に親しみが沸く不思議。

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奥へ奥へ。

 

 

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奥へ奥へ。

 

和っぽい、というか中国っぽいというか、チベットっぽいというか。

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もしかしてここのお宅はイスラム教じゃないんでしょうかね。

 

作り途中?

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果てしなく長閑!

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モスクを見つけました。

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この空気の清浄感たるや。

写真じゃ伝わっとらんでしょう!

 

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さすが旧市街地。

 

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色んな跡が。

 

ドア屋発見!

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ホンマに全部手作りなんですねえ。

この文化、大切にして欲しいです。

 

 

ぐるっと回ってメインストリートまで戻ってきました。

昨日ぐるぐる歩き回った市場の端っこです。

もうウイグル人の商人が商いを始めていました。

 

 

 

ここから先は閲覧注意です。

生肉とか牛とか羊の頭とか出てきます。

 

 

 

 

並べられているのは我々で言うところのホルモンです。

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取り出したばかりなんでまだ温かく、

外気が寒すぎるせいで湯気が立って(!)見えます。

 

山羊と牛の頭と足。

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どれも既に少々煮てありますが、ここからさらに煮込んで柔らかくして皮や肉、ゼラチン質を食べたり、頭に関しては他の具材と一緒に煮て出汁の役割をさせることもあります。

っていうか頭、中々の数。

これ全部、命ですよ。 

 

ウイグルにおると、食べるっちゅうことと命の繋がりを実感させられますね。

イスラム教徒はもともと牛でも羊でも頭の先から足の先、しっぽの先に至るまで余すことなく利用する食肉文化を持っていると言われています。

でもさすがにこの量の頭とホルモン。

しかもついさっきまで「長閑!」とか言いながら閑静な旧市街地を散歩していたもんですから、このギャップたるや。

ビックリして空腹がおさまってしまいました。

 

さて仕方がない、

ということでトゥユクに向かう準備するか。

 

次回、

秘境へ。

「あの日、ウイグル。」~大陸横断編~

 

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漢字とアラビア文字のコラボレーション。

萌えますなあ(●´ω`●)ハアハア

これが見たくてここまで来たってもんです(半分本当)

こっからも漢字とアラビア文字のコラボレーション

沢山出てきますよ!!!!!ハアハア

 

さて漢字とアラビア文字にひとしきり興奮したらとりあえず腹ごしらえです。

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清湯牛肉麺

ウイグル自治区では逆に珍しい(?)ケミカルブーストなインスタントスープ!!

中国に来てからというもの随分健康的な食生活でしたんで、

このいっそカップ麺、みたいな味が妙に沁みました。

ちなみにインスタント風なスープに似合わず麺と牛肉と大根はちゃんとしてました。

そうそう、現地では大根は牛肉麺に割と必須な具材なのです。

いや、しかし寒いのでラーメンがうまい。

 

さて、市場へ来ましたよ。そしたら早速今日イチの驚き。

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イカ

このクソ寒いのにスイカ、、、まあ、冬に冬瓜みたいなノリか。

適当に写真をパシャっと撮ってデジカメの画面で確認したところ、

画面の右側にスイカが見えて「Σ(゚Д゚)」ってなった時の写真。

今、外気温-15℃です。

 

 

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カルツォーネ。。。

ちなみに今ざっくりと確認したところ、ウルムチとかトルファンって地図上ではイタリアと日本のちょうど中間くらいにあるっぽい。

なるほど、ここからスイカとラーメンは日本に渡って、ラグマンとこのカルツォーネ風の何かは逆方向のイタリアに渡っていったわけか。(適当)でも確かにスイカって西の瓜やもんなそう言えば。

 

烤包子実演販売

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吊るしてある羊から肉を切り出してミンチを作って、

ちょっと味して生地に包んで焼くんすよ。

生産者と顔の見えるお付き合い。

 

 

豆腐とマイタケ

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マイタケはええけど豆腐は凍らんのかね?

あれから気温もうちょっと下がって今多分-17℃くらい。

いやもっと寒いかも。

 

鶏市場

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みんな大好き鶏肉も元をたどればこういうことですからね。

羊が道端に縛って転がしてあったり、

道端の雪が血で汚れとるとか、

まあここは食べるということの意味を、現実を、モザイク無しで見せてくれますね。

 

 

風情ある~

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風情ある~とかかってに言うてますがそういえばウイグル流の風情を俺は知らん。

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いや、やかんとストーブがあればそれは風情に違いない。

これは全世界に共通する風情のはず。

 

Oh!Yeah-!

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向こうからアピールしてくる拉麺マン。

 

ラグマンの面延ばし工程を一から十まで見せてもらいました。

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結論。

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これは手品。

 

羊肉串天国。

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レバーとかハツとか日本ではそこそこにレアな部位まで指定できる!!!!

 

レバーとハツ下さい。

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塩クミンソルトあああああああああああああああああああああああああああ

 

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食い入るように見つめていましたら、ウイグル人の店員さん、お茶を下さいました。

 

おでん

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まじなんでもあるね。

 

こっちの煮込みはなんかの内臓と思うけどこれは追求する気にならんかった。

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まあモツ煮なんやけど。。。

そのモツがちょっと直接的すぎるというか。

 

地味に左上に月か火星が。

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ラビオリ?水餃子?

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まあどっちでもないと思うけど、じゃあ君の名は?

 

やばい、もうゲシュタルト崩壊して日本にも中国にもイタリアにもありそうに見える。

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君の名は!君の名はああああああああああ!!!!!!!!!!

 

これは、、、食べるんやろうか。

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一応食べ物コーナーにあったけど。

 

 

本日のお宿。

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1500円くらいでしたな。

寒すぎるけど閑散期は良い。

 

そしてこの部屋に合った一冊の本。

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おおおおおおお!

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なんじゃここは!!!!!

 

 

そして気付いたら自分はホテルのフロントで、

受付の中国人のお姉ちゃんに話しかけていた。

 

「すみません、英語話せますか?」←ここだけ中国語

「はい、大丈夫ですよ。いかがしましたでしょう?」

「日本語話せるガイドさんって今いますかね?」

「いますよ。」

「TUYU VALLEYに行ってみたいんですけど。」

「かしこまりました。」

「今電話しますので。」

・・・

「はいもしもし?」←ここから全部日本語

電話の向こうで野太い声がした。

 

「あ、ガイドさんですか?」

「そうです、トゥユクですか?」

「トゥユクって言うんですか?」

「そう、ウイグル語ではトゥユク。行きたいの?」

「ここから何時間ですか?」

「あなたトルファンの次はどこ行くの?」

「シャンシャンです。」

「じゃあ、火焔山、トゥユク、ムクタム砂漠の順に周れるよ。それで朝出て、夕方にシャンシャンに着くよ。ムクタム砂漠はシャンシャンの街の外れだから。」

「まじですか!いくらですか?」

「1200元だね。安いよ。」

「・・・(安くないしw)ちょっと安くなりません?」

「朝ごはんと昼ご飯はついてるから。」

「まあ、じゃあそれでいいです。」

 

超絶ぼったくり価格やろこのオヤジとか思ったけど、

いくら払ってもいいか。まあ、閑散期やし高いのはしょうがない。

とりあえずトゥユクに行きたいと思って、

バシッと気前よく1200元を支払った。

 

続く

「あの日、ウイグル。」~ウイグル料理の知識・初級編~

旧市街地探索の翌朝

 

ウイグル人の営むウイグル料理店は、店に入って座るとまずお茶が出てくる。

観光地の観客相手のお店でなければ基本的に飲み物のメニューはなく、このお茶が飲み物。

フアアーー、

外がでたらめに寒いので、まじでしみる。

なんで日本の飲食店は真冬でも氷入りのお冷が出てくるのか、

このお茶の快感を知ってしまった後ならばもはや疑問符しかない。

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あー、まじうんめ。

外はでたらめに寒いだけじゃなくてでたらめに乾燥もしていますもので、

このいい湯加減のお茶なんかまじで無限に飲める。

 

と思っていると、一つ前のテーブルにウイグル人の年配夫婦が座った。

奥に夫、手前に妻。

同じようにお茶が運ばれてくる。

ポットは一つ、コップは二つ。

ポットは二人の間にコップはそれぞれの前に一つずつ置かれた。

 

二人は話をしている。

妻は話をしながらさりげない仕草で、夫の前に置かれたコップにお茶を少し注いで、

くるくるとコップを回しながら器用に、中に注いだ少しのお茶で、、、

 

なるほど、出されたコップがきれいかどうか分からないのでああやって濯ぐわけか。

 

そして妻の方は中のお茶を夫のコップから自分のコップに移し、

テーブルの下の、夫からは見えない位置まで持ってきて同じようにコップを濯ぎ、

足元の置かれていたごみ箱に捨てた。

自分からも見えづらい位置にあるのに一切視線は夫から外さずに。

最初から最後まで一寸の無駄もなく美しい所作だった。

 

自分の足元を見ると、確かに同じごみ箱が置いてあった。

なるほど。

自分はコップ、濯がずに飲んだけどね。

 

 

あ、ちなみにここのお店です。

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招待所という名の怪しい宿から歩いて3分。

今は地面が凍っているので滑りながら歩いて5分。

 

メニュー。

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なるほど、ウイグル語もアラビア文字か。

北京語は少々いけるけどアラビア文字はどうやっても無理やな。

ただウイグル人は中国語も上手で、このお店でも北京語で難なく注文できた。

しかしアラビア文字と漢字の共演。萌える。

 

 

朝ラグマン(と言っても10時くらい)

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過油肉拌麺

やべえまじうんめ!!!

中国醤油とトマト、羊出汁、油通しした甘長唐辛子とその他野菜と羊肉。

ふああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

取り乱すほどにうまい。麺のコシも最高!!

 

あ、ちなみに中国醤油が日本の醤油と比べて美味しくないって言ってくる人たまにいますけど、それ多分使い方間違ってますん。

まず中国醤油は生では使いませぬん。冷ややっこに中国醤油垂らしても美味しくないでし。

次に醤油といっても中国醤油は種類がとても豊富ですん。日本で一般的に扱われるものよりもはるかに種類が多いんでし。甘いものからしょっぱいものまで一同に会すので料理によって使い分けが必要なのですん。日本の様に甘い醤油は西にしかないとか、東、東北の人たちが「刺身醤油?なにそれ?」って言って刺身にしょっぱい醤油使うみたいに、日本では醤油の種類が地域に拠っているので、むしろ醤油選びっていうと品種選びというよりブランド選びの意味合いが強いでし。

それとちょっとテクニック的な面では、煮ものとか汁もの(ラグマンは汁もの扱い)に使う場合も日本の醤油を使うときとは要領が違いますん。どちらかというと、日本料理で醤油、ではなく酒を使う時のバランス感覚の方が近いと思っていますですはい。日本の醤油って醤油で塩味を決められるんですが、中国醤油は香りメインやむしろ甘味付けなので、だいたい塩気が別で必要になりますん。なので酒っぽいバランス感覚の方が近いかなと。

ちなみに中国醤油を使う中国料理やタイ料理などを作るときに日本の醤油を使うと、日本の醤油の唯我独尊っぷりにびっくりします。なんでも日本味になる!w

 

昨日食べたかったのに売切れで食べれんかった烤包子

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クミン風味の羊の挽肉が入ったパンです。

美味すぎて胃が痛い。

タンドールにはっつけて焼きますの。

 

そういえばこれに関してはインドのラダックに住むイスラム教徒がほぼ同じものを食べている。

これ↓

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こっちの方がちょっとちっちゃいけど。

サムサって言うらしい。ラダック版サモサ。

 

サムサ焼かれ中

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ちなみに隣でナンも焼いてました。

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床下ビルトインタンドール

これを見つけたときにはホンマに感動しましたよ。

以上、ラダックからでした。

いやしかし、ラダックとウイグルで共通点とか萌えるな。

大陸にはまだまだ萌えの要素がきっとたくさんあるんだろうな。

いいな、大陸。

 

 

 

美味しすぎたので同日14時頃再訪。

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湯飯。

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湯飯なんていうんですもの、

ウイグル人には珍しく米ものかと思ったら(メニューにある米ものはラム肉と人参の炊き込みご飯以外全部中国人用でウイグル人は食べません。って道中知り合ったウイグル人が言ってました。)

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ばっちり麺でした。これもトマト、羊出汁!!

こんな寒いのにこんな美味しいトマト、いったいどこからやってくるんだいチミは!!!!

 

 

続く

「あの日、ウイグル。」~命拾い編~

一応、33ヶ国周って、それなりに危ないといわれている場所も行ったし、

無茶も冒険もしたけど、犯罪に合ったことは一回もない。インドで一回ちびっこにお金をすられそうになったけど、それだけ。

運もよかったんだろうが、それなりに気を付けている。危険を察知する嗅覚も普通の人より優れていると思う。

っていう話をすると、「はいはい出た中級者~お前みたいなやつが一番危ないんで」って自称上級者に言われたこともあったけど、まあ言わせておこう。

 

現在時刻は16時。

これからウルムチ駅反対側の旧市街地と思しき区域に挑むつもりだ。

危ないかどうかとか全く分からないが、そこに本当のウルムチがあるんなら見ておくべきだし、万が一危なければ引き返せばいい。

日没までなら大丈夫だろう。

 

あのくそ怪しい招待所という名の宿に一回戻って、荷物を整理して、ケータイをWi-Fiに繋いで駅周辺の地図をスクリーンショットしてきた。そうそう、どんだけぼろくても意外にWi-Fiが繋がるのも中国のお宿のいいとこである。

そしてウルムチ駅の東口に戻ってきた。

駅の反対側までどうやって行けるだろうか。ちょっとうろうろしてみたが連絡通路みたいなものは見当たらず、大人しく地図に従って太い道を南側に2㎞ほど下り、道に沿って線路の反対側に行った。これが意外と遠くて、今16時半。

 

ふと見上げると道路の脇の高台に明らかに他の街とは作られた年代が違う建物が。

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っていうか随分ぼろく見えるけどまだ人が使っているんだろうか。

 

前を向くと門があった。これが出入口か。

鍵付きの簡素な門で、住民はここのカギを持っているので出入りができるらしい。

住民はウイグル人と思うけど、そのウイグル人の中でもどんな人たちがここに住んでいるんだろうか。すごいぼろいけど。

中の様子を伺おうにも鍵がかかっているせいで中には入れない。

もしかしたら、同じような区画はまだウルムチの中にいくつか、いやたくさんあるのかもしれない。

昔ながらの街並みを保存していますって雰囲気でもないし、この区画にはどういう意図があるんだろうか。

 

そこからまた西口の旧市街地へ向けて歩き出した。

さらに30分ほど歩いて旧市街地の入り口と思しき場所へ着いた。

 

なるほど、理由は分からないがどうやらこの一帯は再開発(同化)されていない様で、

おそらくこの右の道に進めば旧市街地へ着くのだろう。

この雰囲気、もしかしたらスラム化しているかもしれない。

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右の道のさらに右に細い通路があって、旧市街地の方に入っていく道は下っており、

その細い路地はこの左の太い道路と同じで平行に進んでいた。細い路地に入れば、高いところから旧市街地を見渡せるかもしれない。

治安の情報が全くないので、とりあえず様子見である。

 

さっき、ウルムチ駅の東から30分かけて南へ下り、西へ走る道路に沿って歩いて線路の反対側に渡り、少し北へ向かって歩いたが、ウルムチ駅はまだ全然見えない。で、ここが旧市街地の南端とすると割と大きな旧市街地が南北に広がっていると思われる。

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人の気配は特にない。

しかしそんなに危なくもなさそうである。

危険な気配はない。

 

土手を滑り降りて旧市街地に入った。

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これが昔ながらのウルムチか。

なんというか、ウルムチは極端に古いか新しすぎて中国人の街になってしまっているかでギャップが激しいな。ちょうどいい京都みたいな感じの街並みはないのだろうか。

 

先へ進む。

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治安は本当に問題ないようである。

この辺りは、であるが。

 

振り返ってみた。

屋根が低いな。煙突が出ているということはこれが屋根なんだろうが、

寒いし半分地面を掘るような形で、家が半地下になっているんだろうか。

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日没の時間は気にしていたが、この感じだとまだ余裕そうである。

おそらく明るいうちに旧市街地の北まで歩ききれるだろう。

山とはまた違うが、場所によっては暗くなって治安が急激に悪化する場合もあるし、

道にも迷いやすくなる。迷子になると寒いし普通に死ぬ可能性もあるので、こういう探索は明るいうちに、

自分の位置を見失わないように確実にゆっくり歩を進めていく時間の余裕がなければならない。

 

今通り過ぎた家には人が住んでいたようだが、

それ以外は本当に人の気配がない。

ほぼ廃墟なんだろうか。

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っと思ったら向こうに誰かいるな。

 

少し進んだが、この辺りは普通に人の気配がある。

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あれ、さっき見えたおっさんかな。

 

さらに進む。

あのおっさん見失ったな。

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これは後ろに振り返った視点なので、今自分は南に向いている。

線路が走っている土手の方にくねった路地が伸びている。

そっちに民家があるんだろうが、なんていうか、旧市街地とはいえ、人のプライベートを覗きに行くような気がしてさすがに気が引けた。

先に進む。

 

まだまだ続く旧市街地。

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ここでウイグル人の青年に急に話しかけられた。

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曲がり角から出てきたをところばったりとなった。

訛った英語で話しかけられいくらか話をしようとしたがどうにもかみ合わない。

語学力の問題ではない、彼はおそらくキまっている。

別のウイグル人の青年が来て追い払ってくれたようだが、彼も何も言わずに立ち去ってしまった。

 

さらに北へ。

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道は少し広くなり、市街地から別のエリアに入ったようだ。

治安も悪くないと思う。

ただ、治安が悪くない、というのは治安が良いということとは違う。

悪くない、というのは悪すぎない、ということでしかない。

 

さらに先に進むと開けた場所に出た。

これは西側を向いて撮った写真。

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恐らく、この道をまっすぐ行けば先ほど分かれた太い表の道に出られるだろう。

 

あそこの家の前にはたちんぼがいた。

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もこもこを着込んでいるので正確なことは分からなかったが、おそらくウイグル人ではない。

他にも数人のたちんぼがいた。見な人種はバラバラの様だった。

 

 

さっきの交差点からもう少し北へ行ったところ。

道はさらに北に伸びている。f:id:Neo-Culture-journal:20180511180522j:plain

体感ではあるが、おそらくさっきの交差点が旧市街地の真ん中。

ここからまだ北に向かって旧市街地が広がっているようだ。

行くかどうか、躊躇していると一人のおっさんが横をすり抜けて北へと歩いて行った。

なので後を着いていけば旧市街地の北まで行けて、そこから西に少し歩けば表の太い道路に出られるだろう。

どうするか少し考えた末、ここから先に行くのは止めた。

 

何か危険なニオイがしたわけじゃないが、とにかく直感が制止した。

 

さっきの交差点に戻って西へ、一度表の太い道路に戻ることにした。

この旧市街地一帯が低い場所にあるので、表の通りに戻って北へ登れば、高いところからまた旧市街地が見渡せると思った。もし大丈夫そうならその時にまた旧市街地に下ればいい。

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この辺りには食堂がいくつかあった。この旧市街地の繁華街だろうか。

何を出しているのか分からない怪しそうなお店もいくつかあったが、昼にいろいろ食べすぎてまだお腹が空いていない。

話のネタに何か一品くらいチャレンジしとけばよかったと思う。

 

表へ出たけど、なんかやっぱりこの辺一帯は何かおかしい。

手つかずというか、

放棄された感じすらある。

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他のエリアでは今もどんどん開発が進んでいるというのに、駅至近のこの広大なエリアがそのまんま手つかずというのはきっと何か理由があるはず。

 

。。。治安が悪すぎるとか。。。

 

などと本当かどうかわからないことをいろいろぐるぐると考えながら北へ。

思ったより日が長いのは嬉しい誤算だった。

というかそうか、日の入りの時間の感覚すらないって、

それもそう、今朝ウルムチに着いたばかりだった。

 

ふと、東側、旧市街地の方へ下れそうな道が現れた。

予想通りこちら側は高い位置にあり、旧市街地は低い位置にあった。

この道の先の階段を下れば旧市街地に下れる。

 

余り気が乗らなかったが、とりあえず覗くだけ覗いてみるか、と階段の手前まで歩いていく。

よく見るとここも、開け放たれてはいるものの簡素な門になっている。

門の右側、ウイグル人の男が一人立っている。

ぼーっと立っているようなそぶりだが、立ち位置が立ち位置だけに門番かもしれない。

ただ、動く気配はないので門に向かってさらに進み、その男を素通りした、、、瞬間。

 

男がひゅっと、短く軽い口笛を吹いた。

恐らくこちらに向かって。

 

寒気がした。

恐らく警告だと思った。

何の警告かは分からない。

 

男から階段までは数歩。

今自分はあっさり階段の前にたどり着いて旧市街地を見渡せる場所にいる。

が、この階段は降りるべきではない、

そう思っていると中国人の公安の男が階段を登り切って現れ、横をすり抜けて門を出ていった。こちらには視線もくれなかった。

警備目的なら外国人の自分がこんなところにいて、怪しいとまで思わなくてもとりあえず視線くらいはこっちによこすんじゃないかとか、考えた。

 

素早く街全体を見渡した。

とても静かだが、何かの気配を隠している。そんな感じがする。

街の奥を見た、さっきの交差点で、現地人のおっさんに着いて北に進んでいた場合、

この街の一番深いところにたどり着いていたことはすぐ分かった。

 

何か起こる前に早くここを立ち去った方が良さそうだ。

 

この道をまっすぐ北へ登ればもうすぐウルムチ駅に着く。

そうすれば駅員に反対側に行く道を聞けばいい。

早く。

 

門番と思しき男は立ち位置を変えず同じ場所に立っていたようだが、視線を向けるのも怖かったので足早に横をすり抜けて、元の道に戻った。

 

ウルムチ駅に着く手前、細い歩道橋がかかっていて、駅の反対側、つまり東側へと歩いて行けるようだった。

ほっと一安心。

 

歩道橋を抜けて東側へ着くと、そこには串屋さんが。

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明日食べようと思っていたが、安心したらお腹が空いた。

ここで串を2、3本キメて招待所に帰ろう。

まだ緊張していたのか、味は覚えていない。

 

「あの日、ウイグル。」~ウルムチ満腹編~

見よ!

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これがウルムチである!!

八重洲か!」

 

なんかこう、、、

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もっとこんな感じかと思うとったんやけどな。

 

ちなみに駅前と駅は公安がすげえたくさんうろうろしていましたので、

写真には撮りませんでした。

ウイグルってそういうちょっとデリケートな一面もありまして。

 

道路はとても広く大きく、

交通量もすさまじい。

あ、ちなみにこの街は歩行者じゃなくて走行車優先ね。

 

雪は少ないけど外は氷点下で、

地面はばっちりアイスバーンで、ろくに横断歩道も整備されとらん道路を命がけで渡るシーンも。(これは大袈裟に言った。)

 

でも、そういえば乗ってきた電車がウルムチ駅に入るときに、

西側には昔ながらのウイグルって景色が少しあったんですよね。

こっちは東側なんで、反対側には旧市街地が残っとるんかもしれん。

 

考えながら歩いていると、さっそくアラビア文字を発見。

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いいですねえ。

湯気がたまりません。

 

ちなみに宿はここのお店の少し手前にある、

めっちゃ怪しい「招待所」にしました。

 

「招待所」っていうと中国ではおよそ一番ランクの低い宿。

しかしながら一番ランクが低いといいましても、普通の街であれば中国は宿全般他のアジアに比べて、なかなかにきれいでしかっかりしているものが多いので、

例えばインドの最低ランクとはもちろん比較にならん快適さでございます。

下手したら日本の最低ランクよりも快適かもしれん。

 

 

甘栗に焼き芋

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そういえば電車の中で食べた茹でトウモロコシ。

実がみちみちのむちむちで超美味しかったな。と素材そのまま食べるもの繋がりで思い出した。

あんなむちむちしたトウモロコシ、日本にはなくて、

一生食べとりたいレベル。

そこから連想してこの栗も芋もうまいんやろうか食べたいのうと思ったが、

芋だけで既に俺の胃袋くらいの大きさがありそうなので断念。

大物に挑めないのが一人旅の最大の弱みである。

 

ローズジャム入りのチビナン

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これがまたサクサクで甘くて香りがよくて一生ハムハムできる。

電気タンドールなのが残念ポイントではあったが、逆に炭火のタンドールやと香ばしくぱさっと焼けてしまうので、

これには電気タンドールの方がいいのかもしれない。

 

BARの上の漢字は"バール"って書いてあるんか、と思ったら

"达"は"達"の簡単バージョンで読み方は"da"やから"达亜尔"で"da-ya-er"か。

"Ba-ya-er"にはなってないな。

"亜"と"尔"は分かるけど、"达"は間違いなんかそれとも"da-ya-er"っていう店名なのか。

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地味に衝撃を受けたのは干し柿があったことw

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そしてついに見つけた。絶対美味しいやつ。

しかめっ面したああいう不愛想なオヤジが店主のとこはだいたい美味しいと相場で決まっている。

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住宅街を進み続け、

甘栗、焼き芋、干し柿、その他もろもろの誘惑に打ち勝ち、

俺は今、最高に空腹である。

そしてこんな店を見つけられて、戦う前から勝った気分である。

旅先の探索で成果を上げるコツはたった一つだけ。

それは成果にぶち当たるまでひたすら歩き続けることである。

 

抓飯。ラム肉と人参のピラフ。

肉は骨付きで俺のグーより大きい。あ、よだれ。。。

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ウイグルのは人参が赤と黄色で二色使い。ああ美しい。

米はタイ米っぽいやつ。

 

抓飯に絶対ついてくる付け合わせ。

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パクチー食べるんやな。

なんと今よく写真を見たらこれも赤と黄色の人参二色使いではないかあ!!!!

パクチーの色味もきれいですな。

 

仲良くなった店員のウイグル人青年が賄いでラグマンを食べていたので、

味見させてほしいと言ったら、だめだと断られたが、

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なんとタイミングよくオーダーが入ったので作るのを見せてくれた上に、

ちょっと多めに作って食べさせてくれた。

最高に空腹だったのに、これでもう満腹超えた。至福。

ウイグル料理は見た目にもお美しい。べっぴんさん揃いであるな。

 

さらに、超不愛想なオヤジ店主まで賄いを目の前で食べ始め、

しかもそれが烤包子(羊の挽肉の包焼クミン風味)↓

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をナンの上で割って、、、、

そしてなんとそこから出てきた肉汁をナンに吸わせて食べるという、、、

マニア必涎のライブグルメが生放送されている。

やばい、ウイグルやばい。

 

ラム串祭り。

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ここウイグルでは部位を指定して焼いてくれるのである。

たまにイカとか混じっとるのが気になるけどスルー。

明日食べよう。

ちなみに氷点下を超えて気温が上がることはもうしばらくないので、

ウイグルでは外に出しっぱなしの肉でも一生凍っている。

 

 

。。。

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ウルムチも変わったねえ~(白目)

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日本よりきれいやないか!

突っ込んでも誰も拾ってくれないところが一人旅最大の弱みである。

 

 

モスクは原形をとどめている。中国っぽくなってなくてよかった。

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ただ、ウイグルイスラム教徒は異教徒をモスクに入れてくれないのでここまで。

トルコのモスクは異教徒ウェルカムなので、よく入れてもらって休憩していた。

トルコに行った時も寒かったけど、モスクに入ると床暖房&暖房完備でこたつに全身浸かったような気分になるのだ。

 

お、なんかちょっと趣が。

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ここで、ウイグル人のおばちゃんから蒼い青山椒を買った。

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蒼いやつ日本で買えるかと思って、ぜいたくに使ってしまったが、

ウイグル産の蒼は日本では超貴重品だったようだ。

どこかで見かけたら教えてください。

本当に香りがよく、和え物やラグマンにちょっと入れると涎が止まらなくなる。(ソガベ君は山椒に弱い)

 

しかし、店にかかったおんぼろの看板が既に完全に中国風っていうことは、

ウイグルの中国への同化政策も相当古くから行われてきたっていうことか。

 

隣の八百屋にて。

なんとこれは!!!!

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白菜の漬物。

さっきラグマンにピリ辛でほんのり酸っぱい白菜が入っとったと思うたらこれか。

 

漬物はウイグルでも生活に密着したものらしい。

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もしかしたら、さっきの白菜は中国東北部の酸菜とも関係があるかもしれないな。

真実かどうかはさておき、歩きながらああかもしれないこうかもしれないと妄想を膨らませるのが異文化と触れ合う楽しみの一つであり、旅の醍醐味である。

本当に気になれば後で調べればいいし、今はネットもないので調べる手段がない。

まあ調べても情報がないこともたくさんあるけど。

 

 

さて、今時間は14時くらいか。

北京よりかなり西なのに北京時間なので時間もあまりあてにならんが、

日没に間に合えば駅の西側の旧市街地へ行きたいところである。

 

続く

「あの日、ウイグル。」~電車で中国ほぼ横断編~

「硬座」

とはリクライニングなしのボックス席のことで、

一応座席指定はされるものの、誰かが先に座っていたり、

区間によっては明らかに席数以上の人が乗ってきて、夜行列車でも乗車率100%を超えたりすることもある。

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空いている席は指定席の空間であっても座ってしまって構わないというのが中国人の認識らしく、自分の席に先客がいる場合が多々ある。そういう場合はそこどいてくれと普通に言えば普通にどいてくれる。

そして今回ももちろん自分の席には先客がいらっしゃった。車内はこの混み様であるし、席に座っていても逆に窮屈かなと思い、席は最初から放棄した。始発駅なのに自分の席に既に先客がいらっしゃるというのはどういうことなのか、座席の番号を見ずに座ってしまうのだろうか。

 

こういうの本当に中国っぽいなと思う。

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他のアジアの国々とも少し違う、

雑なだけ、とも言えるが、自分には合理性の塊のように見える。

見た目はよくないけど、見た目が良い悪いというのは「合理性もしくは機能性<見た目」という文化の中での話であって、そこにいる全員が「合理性もしくは機能性>見た目」という文化なのであれば見た目というのは本当にどうでもいい。

 

上海の市中でゲットした雲南のクルミ。

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クルミは雲南の名産らしく本当に美味しい。

味わいがミルクみたい。(本当)

 

駅弁。

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今回分かったのが、上海の人たち味も香りもかなりタイ米に近い米を食べているということ。あと昆布を非常によく食べる。

本当に美味しい、、、ふと思い出して時計を見た。

四捨五入してもまだ8時間しか経っていない。

ウルムチまでは遠い。

 

自分の座席を放棄したということはすなわち床で寝るということ。

デッキ部分の床にいるが、暖房はここまで届かないし、駅に停車したらドア開くし、ドア閉まっていてもひんやりと寒い。

ちなみに他にも床で寝よる人はちらほらいる。彼らは何故であろうか。

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寝つきが悪いのと眠りが浅いので腹が減る。

中国の醍醐味はこれ、日本ではまず味わえん、この豚まんのぎゅうぎゅう感。

今のうちに味わうべし。そう、むしろ今呑気に寝ている場合ではないのだ。

 

 

朝方、席が空いてきたので適当なところに座った。

この時点で自分の座席に座っている人は何人いるのだろうか。

向かいのおっちゃんたちと仲良くなった。

中国人と仲良くなるきっかけは毎回同じ。

中国語で話しかけられるので、「ごめん日本人なんよね、中国語難しいわ」って伝えると、

「日本人か?」

「日本人!」

「まーよく来たね。」

という一連の流れがあり、

自分が日本人と分かると、孫が遠くから会いに来てくれた時のじいちゃんばあちゃんの様な表情をしてくれる。

自分の少々の北京語力と、それに筆談も交えればそこそこ意思疎通はできるうえ、

中国人側も”顔が同じで漢字も同じなのにおしゃべりはできない、でも筆談で通じる”という状況が楽しいらしく、仲良くなった中国人は紙の上で皆饒舌である。

ウルムチまで料理の勉強に行くと伝えたらみんな驚いていた。

まあそりゃあそうやろうな、このおっちゃんたちも行ったことないらしいし。

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日本のお金が見たいのというので差し出した。

だいたい他のアジアの国では「ちょうだい」と言われるし、

小銭なんでいつも気にせずあげていたが個のおっちゃんたちは違った。

「これは中国元でいくらだ?交換しよう!」

子どものように目をキラキラさせながら両替を申し出てきたので、

さっきちょっとおやつもらったし、気前よく(というほどの額じゃないけど)差し上げた。

しかし、交換しようと、そうきたか。

このおっちゃんたちは甘粛省で降りて行った。

 

時計を見ると18時半。

昨日寝不足なおかげで今日の昼間は座席に座って寝たり起きたり寝たり起きたり食べたりで、時間を気にせず過ごして今夕方である。

なんともう一晩寝たらウルムチについてしまい、そしたらこの電車旅も終了である。

意外と速い。

 

肉夹馍。

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そんなに美味しいわけでもないのに、

なぜか定期的に食べないといられなくなるファーストフード。

挟む具材や味付けは様々でこれは軽い中国醤油で煮た鶏肉。

 

ウルムチまでいよいよ後5時間。

ただいま早朝6時。

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人はもうまばらなのでみんな自由。

俺も自由にさせていただき、椅子の上だが足も伸ばせたし、

昨日に比べて本当に快適な夜だった。

 

 

そしてついにウルムチ南駅到着。

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駅員さんの帽子カワイイ。

 

寒いわりに雪はそんなに多くはないみたい。

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気温は今-15℃。

旭川に4年住んだ身とあってはこれならまだいける。

 

現在時刻午前10時。

41時間の鉄道の旅もこれにて幕。

ちなみに中国はこれだけ横にも長いのに標準時間は北京時間のみ。

距離的には時差2時間分以上移動している。

 

続く

新疆style新連載スタート!「あの日、ウイグル。」

-Introduction-

 

2017/1/1 12:05発 T204 上海発ウルムチ南駅行 硬座(!!)

 

乗車時間約41時間 走行距離約4000km

 

「今乗って、

明日は丸々一日電車の中で過ごすんか。」

 

とにかくこれは時間との闘いになる。

 

遠い遠いウイグルに思いを馳せた。。。

として、それで何時間潰せるだろうか。

 

携帯も使えず、

本の一冊でも持ってくればよかった。

 

周りの中国人に遊んでもらおう。

 

僕は2号車に乗り込んだ。

 

続く