NeoCulture#Journal

Neo Culture #Journal

ある文化がある異文化を受容するには、母体となる文化においての既成概念の破壊と伝統の再構築が必要となる。 Neo Cultureは、その過程を人為的かつ局所的に再現しようとする、一種の実験である。

「あの日、ウイグル。」~謎の味噌ラーメン再現編~

トゥユクをほっつき歩いた後はそのまま鄯善まで運んでもらった。

鄯善は中国語読みでシャンシャン、ウイグル語ではピチャンという。

街の南部にクムタグ砂漠という大きな砂漠がある以外は特に何もない平凡な街。

 

そんな鄯善で出会った料理がこちら!!!!

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パンダ豆を使った!!味噌!ラー!メン! パクチーちょっと入り

 

 

この料理を食べたのは夜も20時くらいで辺りはもう真っ暗。

市場のへりに簡素な飲食店がテントを張って営業をしている屋台村のようなところに出くわしたが、

もちろん市場も時間が時間なので人気は全くなく、

テントのお店も店じまいの雰囲気でした。

そんな中でお腹が空いたのでどれか美味しそうな店はまだやっとらんかと探したわけですが、

一つ気になるお店を見つけたのでした。

店の前に玉ねぎとトマトとパンダ豆と、それにさらに何かを使って作ったであろう、ぼてっとした紅い塊。

それこそインドカレーでいうところのマサラのようなものを店の前にバケツに入れて鎮座させている店を見つけたのでした。

ただあまりに暗く、明かりも弱かったので正確な色やマサラの細部までは確認できず。。。

見た瞬間にこれは今までのウイグル料理とは一味も二味も違うなと思ってお店に入ったんですが、

店内にはメニューは無く、

ものすごく不愛想で不機嫌な顔したおばちゃんがのそのそとやった来て、

「で?」って黙って俺が注文を言うのを待っているので、

怖くなってとりあえず拉麺と言ってみたのでした。

最初あのマサラは拉麺になるんかどうかも分かっとらんかったんですが、店の前には大きな鍋にお湯は沸いていましたので、ラーメンかなと。

そしたらやってきたのがこいつだったのです。

写真もう一度。

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これはねー、いやマジ相当に意味不明ですよ。

まず肉をこんだけよく食べるウイグルにおいてメインとなる具材が豆のみ。

しかもその豆のチョイスがパンダ豆ですからね。渋すぎる。

麺は平麺細目で切り麺。かん水は不使用。卵も不使用。

そしてスープの部分がマジで謎。

作り方不明!

料理の名前も不明!

全てが謎に包まれた謎の味噌ラーメン。

味も香りも複雑で、いったい何がどう使われてこんな味になるのかさっぱり分かりません!!ただ発酵調味料の旨味、見た目で分かる食材は玉ねぎとパンダ豆とパクチー

外の紅いマサラと豆種と玉ねぎまで一致しており、若干のトマト味もするっちゃするように感じられるので、

外のマサラでこれを作っとることは間違いないと思うんですが。

そもそもあの紅い色も何由来なのか。謎が謎を呼ぶ事態。

しかし余りの美味しさに一息に飲み干してしまったのでした。

 

ちなみに気になったんならお店のおばちゃんに聞けばよかったじゃんっていう意見もあると思うんですが、

あの恐ろしいおばちゃんに、

英語は通じん、俺はウイグル語分からん、中国語も未熟、

という状況の中で閉店間際にあれこれと聞きに行ける勇気はなかったです。

一回言葉が通じんくて中国人にお店追い出されたこともあるんでw

 

しかしその後、

この味噌ラーメンが一体何だったのか頭から離れず、

この街でも次の街でも市場やスーパーに並べてある醤や調味料の類を全て片っ端から見て回り、裏の使用原材料を見て、

何をどう使ったらあれの味に近づきそうか、

脳内調理を繰り返したのでした。

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これはお酢なので全く関係ないですが、

それでも見落としがあるといけんのんでまじでスーパーの陳列棚の端から端までチェック。

 

あー醤油ね、そりゃ使うよね多分。

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そしてそう鮮醤油ですよね。

といった感じで、パズルのピースを1つずつ集めていく作業。

 

いわゆる五香。

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角煮やルーローハンのルーローの部分に使うような漢方パック的な奴です。

やー、でも豆を煮るのにこれはないか。

 

香辣でも麻辣でもなかったが、

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既製品には全材料が裏に書き込まれているので、もしかしたらこの中にヒントがあるやもしれぬ!

辣子、違う。

豆板醤、違う、、、と思う。発酵系の旨味があったんで何かしらの醤が使っちゃると思うけど、辛みは全くなかったし。

盐(塩)、まあ使うか。

鶏精、動物性の旨味は無かったと思うしなー。

番叶、、、キンマのことやろか???まあよく分からんけどなくてええわ。

八角などスパイス系はやっぱ違う。

白芷(ビャクシ)、、、というわけでこれも違うかな。

白酒、、、ウイグル料理って酒使うんやろか。でも豆料理には使わんやろうな。

 

というわけで醤以外の調味料はゆうても醤油と塩と砂糖くらいで、

やはり決め手は醤ということか。

しかし醤は結構色んな種類を見てきたけど、、、

問題はあの紅い色を出せる醤が一体何なのかというところだった。

ただマサラは紅かったが、出てきたラーメンそのものはむしろ濃ゆいみそ汁のような色だったので、

赤い色のマサラにさらに別の醤を足して調理するということか。。。

ん、となると紅い色が出る食材をマサラに使ってあれば、後から足す醤は別に紅くなくていいってことか。

 

じゃあ、紅い色が出そうな食材は。。。

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!!!!

紅腐乳!!!!!

じゃあこれで後は腐乳と相性のええ懐深い辛くない醤があれば大丈夫ということやな。

リーチや!!!!

 

ところがその後スーパーをいくら探しても適当な醤が全く見つからず、

調査は難航することになる。

なんせスーパーの醤を片っ端からひっくり返しても、辛いか海鮮系の旨味入りか肉料理用かばかりなで、

中国におる間にこの醤問題を解決することができなかったのだった。

 

ちなみにスーパーで写真撮りすぎて、

警備員からは止めろと注意され、

現地人のおばちゃんや店員さんたちからも不思議な目で見られたりしたのでした。

 

ところが帰国後に大久保の中華食材店でなんとあっさりといい醤が見つかってしまう。

別の用事で中国醤油を買いに行ったときのこと。

 

そういえばあの醤問題まだ解決しとらんかったなと思い出し、

端から醤コーナーの醤を手に取って裏をめくっていったのだった。

辛い、、、

辛い、、、

辛い、、、

激辛、、、

辛い、、、

激辛、、、

辛くないけど違う、、、

海鮮、、、

 

大豆味噌、砂糖、練りごま、腐乳、酵母エキス、大豆油、塩、生姜、乾燥ニンニク、

香辛料、、、腐乳!!!!!しかも辛くない!!!

腐乳入りの醤!!!!こんなものがあったとは!!!!

念のため他の醤も全部めくってみたが腐乳入りはこれだけで、

これならイケるんじゃないかと思いとりあえず買って帰った。

そして頭の中であの時の記憶を元に脳内調理を何度も繰り返し!

レシピを書き起こし、調整に調整を重ね!!

ついに再現できたのがこれ↓

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オリジナル↓

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「おおおおーーーーーーーーーーーーーー!

う、、、うめえ。

あの味がするううううううううううううううううううううううううううう。。。

むふうううううううううううううううううううう。。。」

 

ちょっと現物の方が紅みがかってはいる気がするが、

これは写真を撮った機材の違いや、光の度合いやいろいろあるのと、

腐乳の絶妙な配合具合というのがあるのかもしれない。(いや、そもそも消去法で紅腐乳にたどり着いただけで、これに紅腐乳が使われているとは誰も言っとらん爆)

 

味は少しオリジナルより甘くなってしまったが、およそ満足いく仕上がりだった。

多少の味の違いは食べている環境が圧倒的に違うのと、調理する場所の気候の差や、

細かいことまで突っ込むとパンダ豆の産地など、

誤差の要因は無数にありそれらすべてを消すことは不可能なので、

このくらいで良しとした。。

気候一つとってもなんせ現地はマイナス25度でしたので東京都はえらい違うわけです。

 

麺に関しては、

生麺、切り麺、かん水不使用、平麺、細目、卵不使用というすべての条件を満たし、

かつオリジナルのテクスチャーに近いものを持つ麺となれば、

生パスタしかないということで近くのお店に買いに走ったら生パスタのリングイネが置いてあったので即決。

ただ、生リングイネでほぼ完全再現に至ってしまったのでこれに関しては特に考察できないで今に至る。

というかウイグルでも麺はさんざん捏ねるとこも伸ばすとこも見せてもらってきたが、自分にはそれに関する知見が皆無なので、

自分で考察を挟む余地が残念ながらないのだった。

 

以上

再現レポートでした。

「あの日、ウイグル。」~古の街トゥユク編~

2017/1/5 10:30頃

日本語ペラペラのウイグル人ガイド1名と英語も怪しいウイグル人ドライバー1人と合流。

車代とガイド料が1200元と超高額なためわがままを言った。

「美味しい干しブドウとナッツが欲しい。」

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そしたら連れて来られた乾物市場。

変なお土産コーナーで買うよりもここでガイドに美味しいものを教えてもらって、あわよくば値引き交渉をしてもらえばちょっとはこの1200元も浮かばれるだろうと思ったのだ。

 

それにしてもすごい種類ですね。

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これ全部積んであるのそれぞれ違う品種のブドウから作られる干しブドウ。

これは全部味見ができて、もっと甘いのとかもっとさわやかなのとか注文を付けるとガイドのおっちゃんがいろいろ教えてくれる。

あ、ちなみに今マイナス10度もないので干しブドウは基本的に半氷状態で、口の中に入れるとヒヤッとします。全部の干しブドウではっきり味が違って、良いやつもそれほどでもないやつも、現地人からしたら色々あるらしいけど干しブドウネイティブじゃない自分にはどれもめちゃくちゃ美味しい。

こんな美味しい干しブドウはとりあえず今まで食べたことなかった。と、月並みな言葉を一丁。

 

ナッツ類も種類が豊富。

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この左手前のものが「砂漠のクルミ」と紹介されたもの。すごくクリーミーで、でもあっさりとしていて、食感もしゃりっと柔らかくめちゃくちゃ美味しかったのでとりあえず即買い。

干しブドウも赤と白を厳選して1種類ずつ袋買い。

 

市場を後にしていったん街に戻り、

「じゃ、後はこのドライバーが連れてってくれるから。」

とおもむろに車を降りてサヨナラしてくるガイド。

1200元も払ったのに言葉通じるお前はついて来んのんか!

と思ったけど、まあ気楽でいいか。

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というわけで東へ。

 

火焔山

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通り道にあるから寄ってあげるよと。

 

絶景が続きます。しばしお楽しみください。

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ベゼクリク千仏洞

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ここはツアーに含まれていたが入場料はツアー代金に含まれておらず自腹だった。

1200元も払ったのにあのおやじめw

まあ確認せんかった自分が悪いよね。

 

ここには確か77の石窟があるらしく、

それぞれの石窟に仏教系の壁画が描かれている。

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ただ残念ながら壁画の損傷が激しく、さらに壁画の保護のために壁画の手前に厚めの大きなアクリル板が設置してあって、そのアクリル板越しに壁画を見るんですけど、

壁画の損傷以上にこのアクリル板の汚れがひどくてですね。しかもオフシーズンで電気もオフなので、壁画の内容は大体よく分かりませんでした。

 

お昼ごはんらしいです。

これは1200元の中に含まれています。(確認済み)

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ラグマンの具材↓

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しかしこんな寒いのによくこんな美味しそうなトマトと甘長唐辛子穫れるよね。謎。

 

何にしようかな。

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悩んでいると目の前にどんと置かれたラム肉とニラのラグマン。

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いや、美味しそうでいいけどお前が決めるんかい!

とドライバーのおっちゃんに思わずツッコミを入れる。

「?」

当然、通じてない。

 

ところがこれがまた美味しいのなんのというところで、

今回の旅を通じて食べたラグマンの中でも一番美味しいラグマンでした!

 

8割くらい麺を食べたところで、ドライバーのおっちゃんが席を立ち店の奥へ。

帰ってきたおっちゃんが目の前にどんと置いたのはなんと替え玉。

そう、ラグマンには替え玉システムがある。

他に食べたいものがたくさんあったせいで、知っときながらも今まで使ったことなかったけど、まあ今日は食べ歩きどころじゃないし。そして替え玉を持ってくるタイミングが最高。ええで!おっちゃん。

 

 

そしてトルファンを出発して寄り道しいしい5時間ほど。

ついにトゥユクに到着。

なんでも新疆ウイグル自治区で一番古い村の一つなんだとか。

とくとご覧あれ。

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ちなみに、人は住んでます。

 

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街の外れの高台

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この布は?

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マザと言うらしいが意味は不明。

地元の住民とおぼしきイスラム教徒が一家でここを訪れ、

手を合わせてお祈りしているところを見た。

 

 

っていうかここけっこう急な坂の上にあるんですけどね。

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さっきお祈りしよった少し腰の曲がったおばちゃんもここをさくさく歩いて降りていってました。慣れか。

 

マザのあった壁の内側。

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これはイスラム教徒のお墓。

 

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さっきのマザとお墓を反対側から。

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オフシーズンにこんな風情あるまちでのんびりできるとは。

1200元の価値はあったと思う。

大満足。

マザについては現在も調査中。

 

 続く

「あの日、ウイグル。」~トルファンの物静かな朝のちょっとした凹凸編~

おはようございまーす。

こっちに来てからというもの、0時くらいに寝てしまう超健康的な生活スタイルになっています。

なので朝は7時とか8時とかに目が覚めます。

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そうすると朝の散歩が日課になるんです。

寒っ!!!

トルファンはそんなに雪がない地域なんで、この写真からは寒さは伝わってきませんね。でもこれでも軽く-20℃くらいあります。

今、旧市街地の一角のブドウ畑にいます。昨日の市場があるメインストリートから少し路地に入り込んだところです。

ウロウロしていたら 迷い込みました。

向こうに見えるのは新興住宅街。

 

新興住宅街は見ても楽しくなさそうなので、このまま旧市街地を散歩してみようと思います。

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この朝の静けさ、良いですねえ。

平和です。

 

そういえば、イスラム教徒の家はですね、

どこのおうちもドアにこだわった意匠が施されているんです。

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本当に全家で違うんですね。

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ドアのデザインに意味とかあったら知りたい。 

 

電信棒と電線。

これだけで景色に一気に親しみが沸く不思議。

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奥へ奥へ。

 

 

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奥へ奥へ。

 

和っぽい、というか中国っぽいというか、チベットっぽいというか。

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もしかしてここのお宅はイスラム教じゃないんでしょうかね。

 

作り途中?

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果てしなく長閑!

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モスクを見つけました。

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この空気の清浄感たるや。

写真じゃ伝わっとらんでしょう!

 

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さすが旧市街地。

 

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色んな跡が。

 

ドア屋発見!

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ホンマに全部手作りなんですねえ。

この文化、大切にして欲しいです。

 

 

ぐるっと回ってメインストリートまで戻ってきました。

昨日ぐるぐる歩き回った市場の端っこです。

もうウイグル人の商人が商いを始めていました。

 

 

 

ここから先は閲覧注意です。

生肉とか牛とか羊の頭とか出てきます。

 

 

 

 

並べられているのは我々で言うところのホルモンです。

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取り出したばかりなんでまだ温かく、

外気が寒すぎるせいで湯気が立って(!)見えます。

 

山羊と牛の頭と足。

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どれも既に少々煮てありますが、ここからさらに煮込んで柔らかくして皮や肉、ゼラチン質を食べたり、頭に関しては他の具材と一緒に煮て出汁の役割をさせることもあります。

っていうか頭、中々の数。

これ全部、命ですよ。 

 

ウイグルにおると、食べるっちゅうことと命の繋がりを実感させられますね。

イスラム教徒はもともと牛でも羊でも頭の先から足の先、しっぽの先に至るまで余すことなく利用する食肉文化を持っていると言われています。

でもさすがにこの量の頭とホルモン。

しかもついさっきまで「長閑!」とか言いながら閑静な旧市街地を散歩していたもんですから、このギャップたるや。

ビックリして空腹がおさまってしまいました。

 

さて仕方がない、

ということでトゥユクに向かう準備するか。

 

次回、

秘境へ。

「あの日、ウイグル。」~大陸横断編~

 

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漢字とアラビア文字のコラボレーション。

萌えますなあ(●´ω`●)ハアハア

これが見たくてここまで来たってもんです(半分本当)

こっからも漢字とアラビア文字のコラボレーション

沢山出てきますよ!!!!!ハアハア

 

さて漢字とアラビア文字にひとしきり興奮したらとりあえず腹ごしらえです。

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清湯牛肉麺

ウイグル自治区では逆に珍しい(?)ケミカルブーストなインスタントスープ!!

中国に来てからというもの随分健康的な食生活でしたんで、

このいっそカップ麺、みたいな味が妙に沁みました。

ちなみにインスタント風なスープに似合わず麺と牛肉と大根はちゃんとしてました。

そうそう、現地では大根は牛肉麺に割と必須な具材なのです。

いや、しかし寒いのでラーメンがうまい。

 

さて、市場へ来ましたよ。そしたら早速今日イチの驚き。

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イカ

このクソ寒いのにスイカ、、、まあ、冬に冬瓜みたいなノリか。

適当に写真をパシャっと撮ってデジカメの画面で確認したところ、

画面の右側にスイカが見えて「Σ(゚Д゚)」ってなった時の写真。

今、外気温-15℃です。

 

 

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カルツォーネ。。。

ちなみに今ざっくりと確認したところ、ウルムチとかトルファンって地図上ではイタリアと日本のちょうど中間くらいにあるっぽい。

なるほど、ここからスイカとラーメンは日本に渡って、ラグマンとこのカルツォーネ風の何かは逆方向のイタリアに渡っていったわけか。(適当)でも確かにスイカって西の瓜やもんなそう言えば。

 

烤包子実演販売

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吊るしてある羊から肉を切り出してミンチを作って、

ちょっと味して生地に包んで焼くんすよ。

生産者と顔の見えるお付き合い。

 

 

豆腐とマイタケ

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マイタケはええけど豆腐は凍らんのかね?

あれから気温もうちょっと下がって今多分-17℃くらい。

いやもっと寒いかも。

 

鶏市場

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みんな大好き鶏肉も元をたどればこういうことですからね。

羊が道端に縛って転がしてあったり、

道端の雪が血で汚れとるとか、

まあここは食べるということの意味を、現実を、モザイク無しで見せてくれますね。

 

 

風情ある~

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風情ある~とかかってに言うてますがそういえばウイグル流の風情を俺は知らん。

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いや、やかんとストーブがあればそれは風情に違いない。

これは全世界に共通する風情のはず。

 

Oh!Yeah-!

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向こうからアピールしてくる拉麺マン。

 

ラグマンの面延ばし工程を一から十まで見せてもらいました。

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結論。

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これは手品。

 

羊肉串天国。

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レバーとかハツとか日本ではそこそこにレアな部位まで指定できる!!!!

 

レバーとハツ下さい。

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塩クミンソルトあああああああああああああああああああああああああああ

 

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食い入るように見つめていましたら、ウイグル人の店員さん、お茶を下さいました。

 

おでん

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まじなんでもあるね。

 

こっちの煮込みはなんかの内臓と思うけどこれは追求する気にならんかった。

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まあモツ煮なんやけど。。。

そのモツがちょっと直接的すぎるというか。

 

地味に左上に月か火星が。

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ラビオリ?水餃子?

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まあどっちでもないと思うけど、じゃあ君の名は?

 

やばい、もうゲシュタルト崩壊して日本にも中国にもイタリアにもありそうに見える。

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君の名は!君の名はああああああああああ!!!!!!!!!!

 

これは、、、食べるんやろうか。

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一応食べ物コーナーにあったけど。

 

 

本日のお宿。

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1500円くらいでしたな。

寒すぎるけど閑散期は良い。

 

そしてこの部屋に合った一冊の本。

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おおおおおおお!

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なんじゃここは!!!!!

 

 

そして気付いたら自分はホテルのフロントで、

受付の中国人のお姉ちゃんに話しかけていた。

 

「すみません、英語話せますか?」←ここだけ中国語

「はい、大丈夫ですよ。いかがしましたでしょう?」

「日本語話せるガイドさんって今いますかね?」

「いますよ。」

「TUYU VALLEYに行ってみたいんですけど。」

「かしこまりました。」

「今電話しますので。」

・・・

「はいもしもし?」←ここから全部日本語

電話の向こうで野太い声がした。

 

「あ、ガイドさんですか?」

「そうです、トゥユクですか?」

「トゥユクって言うんですか?」

「そう、ウイグル語ではトゥユク。行きたいの?」

「ここから何時間ですか?」

「あなたトルファンの次はどこ行くの?」

「シャンシャンです。」

「じゃあ、火焔山、トゥユク、ムクタム砂漠の順に周れるよ。それで朝出て、夕方にシャンシャンに着くよ。ムクタム砂漠はシャンシャンの街の外れだから。」

「まじですか!いくらですか?」

「1200元だね。安いよ。」

「・・・(安くないしw)ちょっと安くなりません?」

「朝ごはんと昼ご飯はついてるから。」

「まあ、じゃあそれでいいです。」

 

超絶ぼったくり価格やろこのオヤジとか思ったけど、

いくら払ってもいいか。まあ、閑散期やし高いのはしょうがない。

とりあえずトゥユクに行きたいと思って、

バシッと気前よく1200元を支払った。

 

続く

「あの日、ウイグル。」~ウイグル料理の知識・初級編~

旧市街地探索の翌朝

 

ウイグル人の営むウイグル料理店は、店に入って座るとまずお茶が出てくる。

観光地の観客相手のお店でなければ基本的に飲み物のメニューはなく、このお茶が飲み物。

フアアーー、

外がでたらめに寒いので、まじでしみる。

なんで日本の飲食店は真冬でも氷入りのお冷が出てくるのか、

このお茶の快感を知ってしまった後ならばもはや疑問符しかない。

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あー、まじうんめ。

外はでたらめに寒いだけじゃなくてでたらめに乾燥もしていますもので、

このいい湯加減のお茶なんかまじで無限に飲める。

 

と思っていると、一つ前のテーブルにウイグル人の年配夫婦が座った。

奥に夫、手前に妻。

同じようにお茶が運ばれてくる。

ポットは一つ、コップは二つ。

ポットは二人の間にコップはそれぞれの前に一つずつ置かれた。

 

二人は話をしている。

妻は話をしながらさりげない仕草で、夫の前に置かれたコップにお茶を少し注いで、

くるくるとコップを回しながら器用に、中に注いだ少しのお茶で、、、

 

なるほど、出されたコップがきれいかどうか分からないのでああやって濯ぐわけか。

 

そして妻の方は中のお茶を夫のコップから自分のコップに移し、

テーブルの下の、夫からは見えない位置まで持ってきて同じようにコップを濯ぎ、

足元の置かれていたごみ箱に捨てた。

自分からも見えづらい位置にあるのに一切視線は夫から外さずに。

最初から最後まで一寸の無駄もなく美しい所作だった。

 

自分の足元を見ると、確かに同じごみ箱が置いてあった。

なるほど。

自分はコップ、濯がずに飲んだけどね。

 

 

あ、ちなみにここのお店です。

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招待所という名の怪しい宿から歩いて3分。

今は地面が凍っているので滑りながら歩いて5分。

 

メニュー。

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なるほど、ウイグル語もアラビア文字か。

北京語は少々いけるけどアラビア文字はどうやっても無理やな。

ただウイグル人は中国語も上手で、このお店でも北京語で難なく注文できた。

しかしアラビア文字と漢字の共演。萌える。

 

 

朝ラグマン(と言っても10時くらい)

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過油肉拌麺

やべえまじうんめ!!!

中国醤油とトマト、羊出汁、油通しした甘長唐辛子とその他野菜と羊肉。

ふああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

取り乱すほどにうまい。麺のコシも最高!!

 

あ、ちなみに中国醤油が日本の醤油と比べて美味しくないって言ってくる人たまにいますけど、それ多分使い方間違ってますん。

まず中国醤油は生では使いませぬん。冷ややっこに中国醤油垂らしても美味しくないでし。

次に醤油といっても中国醤油は種類がとても豊富ですん。日本で一般的に扱われるものよりもはるかに種類が多いんでし。甘いものからしょっぱいものまで一同に会すので料理によって使い分けが必要なのですん。日本の様に甘い醤油は西にしかないとか、東、東北の人たちが「刺身醤油?なにそれ?」って言って刺身にしょっぱい醤油使うみたいに、日本では醤油の種類が地域に拠っているので、むしろ醤油選びっていうと品種選びというよりブランド選びの意味合いが強いでし。

それとちょっとテクニック的な面では、煮ものとか汁もの(ラグマンは汁もの扱い)に使う場合も日本の醤油を使うときとは要領が違いますん。どちらかというと、日本料理で醤油、ではなく酒を使う時のバランス感覚の方が近いと思っていますですはい。日本の醤油って醤油で塩味を決められるんですが、中国醤油は香りメインやむしろ甘味付けなので、だいたい塩気が別で必要になりますん。なので酒っぽいバランス感覚の方が近いかなと。

ちなみに中国醤油を使う中国料理やタイ料理などを作るときに日本の醤油を使うと、日本の醤油の唯我独尊っぷりにびっくりします。なんでも日本味になる!w

 

昨日食べたかったのに売切れで食べれんかった烤包子

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クミン風味の羊の挽肉が入ったパンです。

美味すぎて胃が痛い。

タンドールにはっつけて焼きますの。

 

そういえばこれに関してはインドのラダックに住むイスラム教徒がほぼ同じものを食べている。

これ↓

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こっちの方がちょっとちっちゃいけど。

サムサって言うらしい。ラダック版サモサ。

 

サムサ焼かれ中

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ちなみに隣でナンも焼いてました。

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床下ビルトインタンドール

これを見つけたときにはホンマに感動しましたよ。

以上、ラダックからでした。

いやしかし、ラダックとウイグルで共通点とか萌えるな。

大陸にはまだまだ萌えの要素がきっとたくさんあるんだろうな。

いいな、大陸。

 

 

 

美味しすぎたので同日14時頃再訪。

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湯飯。

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湯飯なんていうんですもの、

ウイグル人には珍しく米ものかと思ったら(メニューにある米ものはラム肉と人参の炊き込みご飯以外全部中国人用でウイグル人は食べません。って道中知り合ったウイグル人が言ってました。)

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ばっちり麺でした。これもトマト、羊出汁!!

こんな寒いのにこんな美味しいトマト、いったいどこからやってくるんだいチミは!!!!

 

 

続く

「あの日、ウイグル。」~命拾い編~

一応、33ヶ国周って、それなりに危ないといわれている場所も行ったし、

無茶も冒険もしたけど、犯罪に合ったことは一回もない。インドで一回ちびっこにお金をすられそうになったけど、それだけ。

運もよかったんだろうが、それなりに気を付けている。危険を察知する嗅覚も普通の人より優れていると思う。

っていう話をすると、「はいはい出た中級者~お前みたいなやつが一番危ないんで」って自称上級者に言われたこともあったけど、まあ言わせておこう。

 

現在時刻は16時。

これからウルムチ駅反対側の旧市街地と思しき区域に挑むつもりだ。

危ないかどうかとか全く分からないが、そこに本当のウルムチがあるんなら見ておくべきだし、万が一危なければ引き返せばいい。

日没までなら大丈夫だろう。

 

あのくそ怪しい招待所という名の宿に一回戻って、荷物を整理して、ケータイをWi-Fiに繋いで駅周辺の地図をスクリーンショットしてきた。そうそう、どんだけぼろくても意外にWi-Fiが繋がるのも中国のお宿のいいとこである。

そしてウルムチ駅の東口に戻ってきた。

駅の反対側までどうやって行けるだろうか。ちょっとうろうろしてみたが連絡通路みたいなものは見当たらず、大人しく地図に従って太い道を南側に2㎞ほど下り、道に沿って線路の反対側に行った。これが意外と遠くて、今16時半。

 

ふと見上げると道路の脇の高台に明らかに他の街とは作られた年代が違う建物が。

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っていうか随分ぼろく見えるけどまだ人が使っているんだろうか。

 

前を向くと門があった。これが出入口か。

鍵付きの簡素な門で、住民はここのカギを持っているので出入りができるらしい。

住民はウイグル人と思うけど、そのウイグル人の中でもどんな人たちがここに住んでいるんだろうか。すごいぼろいけど。

中の様子を伺おうにも鍵がかかっているせいで中には入れない。

もしかしたら、同じような区画はまだウルムチの中にいくつか、いやたくさんあるのかもしれない。

昔ながらの街並みを保存していますって雰囲気でもないし、この区画にはどういう意図があるんだろうか。

 

そこからまた西口の旧市街地へ向けて歩き出した。

さらに30分ほど歩いて旧市街地の入り口と思しき場所へ着いた。

 

なるほど、理由は分からないがどうやらこの一帯は再開発(同化)されていない様で、

おそらくこの右の道に進めば旧市街地へ着くのだろう。

この雰囲気、もしかしたらスラム化しているかもしれない。

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右の道のさらに右に細い通路があって、旧市街地の方に入っていく道は下っており、

その細い路地はこの左の太い道路と同じで平行に進んでいた。細い路地に入れば、高いところから旧市街地を見渡せるかもしれない。

治安の情報が全くないので、とりあえず様子見である。

 

さっき、ウルムチ駅の東から30分かけて南へ下り、西へ走る道路に沿って歩いて線路の反対側に渡り、少し北へ向かって歩いたが、ウルムチ駅はまだ全然見えない。で、ここが旧市街地の南端とすると割と大きな旧市街地が南北に広がっていると思われる。

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人の気配は特にない。

しかしそんなに危なくもなさそうである。

危険な気配はない。

 

土手を滑り降りて旧市街地に入った。

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これが昔ながらのウルムチか。

なんというか、ウルムチは極端に古いか新しすぎて中国人の街になってしまっているかでギャップが激しいな。ちょうどいい京都みたいな感じの街並みはないのだろうか。

 

先へ進む。

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治安は本当に問題ないようである。

この辺りは、であるが。

 

振り返ってみた。

屋根が低いな。煙突が出ているということはこれが屋根なんだろうが、

寒いし半分地面を掘るような形で、家が半地下になっているんだろうか。

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日没の時間は気にしていたが、この感じだとまだ余裕そうである。

おそらく明るいうちに旧市街地の北まで歩ききれるだろう。

山とはまた違うが、場所によっては暗くなって治安が急激に悪化する場合もあるし、

道にも迷いやすくなる。迷子になると寒いし普通に死ぬ可能性もあるので、こういう探索は明るいうちに、

自分の位置を見失わないように確実にゆっくり歩を進めていく時間の余裕がなければならない。

 

今通り過ぎた家には人が住んでいたようだが、

それ以外は本当に人の気配がない。

ほぼ廃墟なんだろうか。

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っと思ったら向こうに誰かいるな。

 

少し進んだが、この辺りは普通に人の気配がある。

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あれ、さっき見えたおっさんかな。

 

さらに進む。

あのおっさん見失ったな。

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これは後ろに振り返った視点なので、今自分は南に向いている。

線路が走っている土手の方にくねった路地が伸びている。

そっちに民家があるんだろうが、なんていうか、旧市街地とはいえ、人のプライベートを覗きに行くような気がしてさすがに気が引けた。

先に進む。

 

まだまだ続く旧市街地。

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ここでウイグル人の青年に急に話しかけられた。

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曲がり角から出てきたをところばったりとなった。

訛った英語で話しかけられいくらか話をしようとしたがどうにもかみ合わない。

語学力の問題ではない、彼はおそらくキまっている。

別のウイグル人の青年が来て追い払ってくれたようだが、彼も何も言わずに立ち去ってしまった。

 

さらに北へ。

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道は少し広くなり、市街地から別のエリアに入ったようだ。

治安も悪くないと思う。

ただ、治安が悪くない、というのは治安が良いということとは違う。

悪くない、というのは悪すぎない、ということでしかない。

 

さらに先に進むと開けた場所に出た。

これは西側を向いて撮った写真。

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恐らく、この道をまっすぐ行けば先ほど分かれた太い表の道に出られるだろう。

 

あそこの家の前にはたちんぼがいた。

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もこもこを着込んでいるので正確なことは分からなかったが、おそらくウイグル人ではない。

他にも数人のたちんぼがいた。見な人種はバラバラの様だった。

 

 

さっきの交差点からもう少し北へ行ったところ。

道はさらに北に伸びている。f:id:Neo-Culture-journal:20180511180522j:plain

体感ではあるが、おそらくさっきの交差点が旧市街地の真ん中。

ここからまだ北に向かって旧市街地が広がっているようだ。

行くかどうか、躊躇していると一人のおっさんが横をすり抜けて北へと歩いて行った。

なので後を着いていけば旧市街地の北まで行けて、そこから西に少し歩けば表の太い道路に出られるだろう。

どうするか少し考えた末、ここから先に行くのは止めた。

 

何か危険なニオイがしたわけじゃないが、とにかく直感が制止した。

 

さっきの交差点に戻って西へ、一度表の太い道路に戻ることにした。

この旧市街地一帯が低い場所にあるので、表の通りに戻って北へ登れば、高いところからまた旧市街地が見渡せると思った。もし大丈夫そうならその時にまた旧市街地に下ればいい。

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この辺りには食堂がいくつかあった。この旧市街地の繁華街だろうか。

何を出しているのか分からない怪しそうなお店もいくつかあったが、昼にいろいろ食べすぎてまだお腹が空いていない。

話のネタに何か一品くらいチャレンジしとけばよかったと思う。

 

表へ出たけど、なんかやっぱりこの辺一帯は何かおかしい。

手つかずというか、

放棄された感じすらある。

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他のエリアでは今もどんどん開発が進んでいるというのに、駅至近のこの広大なエリアがそのまんま手つかずというのはきっと何か理由があるはず。

 

。。。治安が悪すぎるとか。。。

 

などと本当かどうかわからないことをいろいろぐるぐると考えながら北へ。

思ったより日が長いのは嬉しい誤算だった。

というかそうか、日の入りの時間の感覚すらないって、

それもそう、今朝ウルムチに着いたばかりだった。

 

ふと、東側、旧市街地の方へ下れそうな道が現れた。

予想通りこちら側は高い位置にあり、旧市街地は低い位置にあった。

この道の先の階段を下れば旧市街地に下れる。

 

余り気が乗らなかったが、とりあえず覗くだけ覗いてみるか、と階段の手前まで歩いていく。

よく見るとここも、開け放たれてはいるものの簡素な門になっている。

門の右側、ウイグル人の男が一人立っている。

ぼーっと立っているようなそぶりだが、立ち位置が立ち位置だけに門番かもしれない。

ただ、動く気配はないので門に向かってさらに進み、その男を素通りした、、、瞬間。

 

男がひゅっと、短く軽い口笛を吹いた。

恐らくこちらに向かって。

 

寒気がした。

恐らく警告だと思った。

何の警告かは分からない。

 

男から階段までは数歩。

今自分はあっさり階段の前にたどり着いて旧市街地を見渡せる場所にいる。

が、この階段は降りるべきではない、

そう思っていると中国人の公安の男が階段を登り切って現れ、横をすり抜けて門を出ていった。こちらには視線もくれなかった。

警備目的なら外国人の自分がこんなところにいて、怪しいとまで思わなくてもとりあえず視線くらいはこっちによこすんじゃないかとか、考えた。

 

素早く街全体を見渡した。

とても静かだが、何かの気配を隠している。そんな感じがする。

街の奥を見た、さっきの交差点で、現地人のおっさんに着いて北に進んでいた場合、

この街の一番深いところにたどり着いていたことはすぐ分かった。

 

何か起こる前に早くここを立ち去った方が良さそうだ。

 

この道をまっすぐ北へ登ればもうすぐウルムチ駅に着く。

そうすれば駅員に反対側に行く道を聞けばいい。

早く。

 

門番と思しき男は立ち位置を変えず同じ場所に立っていたようだが、視線を向けるのも怖かったので足早に横をすり抜けて、元の道に戻った。

 

ウルムチ駅に着く手前、細い歩道橋がかかっていて、駅の反対側、つまり東側へと歩いて行けるようだった。

ほっと一安心。

 

歩道橋を抜けて東側へ着くと、そこには串屋さんが。

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明日食べようと思っていたが、安心したらお腹が空いた。

ここで串を2、3本キメて招待所に帰ろう。

まだ緊張していたのか、味は覚えていない。

 

「あの日、ウイグル。」~ウルムチ満腹編~

見よ!

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これがウルムチである!!

八重洲か!」

 

なんかこう、、、

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もっとこんな感じかと思うとったんやけどな。

 

ちなみに駅前と駅は公安がすげえたくさんうろうろしていましたので、

写真には撮りませんでした。

ウイグルってそういうちょっとデリケートな一面もありまして。

 

道路はとても広く大きく、

交通量もすさまじい。

あ、ちなみにこの街は歩行者じゃなくて走行車優先ね。

 

雪は少ないけど外は氷点下で、

地面はばっちりアイスバーンで、ろくに横断歩道も整備されとらん道路を命がけで渡るシーンも。(これは大袈裟に言った。)

 

でも、そういえば乗ってきた電車がウルムチ駅に入るときに、

西側には昔ながらのウイグルって景色が少しあったんですよね。

こっちは東側なんで、反対側には旧市街地が残っとるんかもしれん。

 

考えながら歩いていると、さっそくアラビア文字を発見。

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いいですねえ。

湯気がたまりません。

 

ちなみに宿はここのお店の少し手前にある、

めっちゃ怪しい「招待所」にしました。

 

「招待所」っていうと中国ではおよそ一番ランクの低い宿。

しかしながら一番ランクが低いといいましても、普通の街であれば中国は宿全般他のアジアに比べて、なかなかにきれいでしかっかりしているものが多いので、

例えばインドの最低ランクとはもちろん比較にならん快適さでございます。

下手したら日本の最低ランクよりも快適かもしれん。

 

 

甘栗に焼き芋

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そういえば電車の中で食べた茹でトウモロコシ。

実がみちみちのむちむちで超美味しかったな。と素材そのまま食べるもの繋がりで思い出した。

あんなむちむちしたトウモロコシ、日本にはなくて、

一生食べとりたいレベル。

そこから連想してこの栗も芋もうまいんやろうか食べたいのうと思ったが、

芋だけで既に俺の胃袋くらいの大きさがありそうなので断念。

大物に挑めないのが一人旅の最大の弱みである。

 

ローズジャム入りのチビナン

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これがまたサクサクで甘くて香りがよくて一生ハムハムできる。

電気タンドールなのが残念ポイントではあったが、逆に炭火のタンドールやと香ばしくぱさっと焼けてしまうので、

これには電気タンドールの方がいいのかもしれない。

 

BARの上の漢字は"バール"って書いてあるんか、と思ったら

"达"は"達"の簡単バージョンで読み方は"da"やから"达亜尔"で"da-ya-er"か。

"Ba-ya-er"にはなってないな。

"亜"と"尔"は分かるけど、"达"は間違いなんかそれとも"da-ya-er"っていう店名なのか。

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地味に衝撃を受けたのは干し柿があったことw

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そしてついに見つけた。絶対美味しいやつ。

しかめっ面したああいう不愛想なオヤジが店主のとこはだいたい美味しいと相場で決まっている。

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住宅街を進み続け、

甘栗、焼き芋、干し柿、その他もろもろの誘惑に打ち勝ち、

俺は今、最高に空腹である。

そしてこんな店を見つけられて、戦う前から勝った気分である。

旅先の探索で成果を上げるコツはたった一つだけ。

それは成果にぶち当たるまでひたすら歩き続けることである。

 

抓飯。ラム肉と人参のピラフ。

肉は骨付きで俺のグーより大きい。あ、よだれ。。。

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ウイグルのは人参が赤と黄色で二色使い。ああ美しい。

米はタイ米っぽいやつ。

 

抓飯に絶対ついてくる付け合わせ。

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パクチー食べるんやな。

なんと今よく写真を見たらこれも赤と黄色の人参二色使いではないかあ!!!!

パクチーの色味もきれいですな。

 

仲良くなった店員のウイグル人青年が賄いでラグマンを食べていたので、

味見させてほしいと言ったら、だめだと断られたが、

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なんとタイミングよくオーダーが入ったので作るのを見せてくれた上に、

ちょっと多めに作って食べさせてくれた。

最高に空腹だったのに、これでもう満腹超えた。至福。

ウイグル料理は見た目にもお美しい。べっぴんさん揃いであるな。

 

さらに、超不愛想なオヤジ店主まで賄いを目の前で食べ始め、

しかもそれが烤包子(羊の挽肉の包焼クミン風味)↓

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をナンの上で割って、、、、

そしてなんとそこから出てきた肉汁をナンに吸わせて食べるという、、、

マニア必涎のライブグルメが生放送されている。

やばい、ウイグルやばい。

 

ラム串祭り。

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ここウイグルでは部位を指定して焼いてくれるのである。

たまにイカとか混じっとるのが気になるけどスルー。

明日食べよう。

ちなみに氷点下を超えて気温が上がることはもうしばらくないので、

ウイグルでは外に出しっぱなしの肉でも一生凍っている。

 

 

。。。

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ウルムチも変わったねえ~(白目)

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日本よりきれいやないか!

突っ込んでも誰も拾ってくれないところが一人旅最大の弱みである。

 

 

モスクは原形をとどめている。中国っぽくなってなくてよかった。

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ただ、ウイグルイスラム教徒は異教徒をモスクに入れてくれないのでここまで。

トルコのモスクは異教徒ウェルカムなので、よく入れてもらって休憩していた。

トルコに行った時も寒かったけど、モスクに入ると床暖房&暖房完備でこたつに全身浸かったような気分になるのだ。

 

お、なんかちょっと趣が。

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ここで、ウイグル人のおばちゃんから蒼い青山椒を買った。

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蒼いやつ日本で買えるかと思って、ぜいたくに使ってしまったが、

ウイグル産の蒼は日本では超貴重品だったようだ。

どこかで見かけたら教えてください。

本当に香りがよく、和え物やラグマンにちょっと入れると涎が止まらなくなる。(ソガベ君は山椒に弱い)

 

しかし、店にかかったおんぼろの看板が既に完全に中国風っていうことは、

ウイグルの中国への同化政策も相当古くから行われてきたっていうことか。

 

隣の八百屋にて。

なんとこれは!!!!

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白菜の漬物。

さっきラグマンにピリ辛でほんのり酸っぱい白菜が入っとったと思うたらこれか。

 

漬物はウイグルでも生活に密着したものらしい。

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もしかしたら、さっきの白菜は中国東北部の酸菜とも関係があるかもしれないな。

真実かどうかはさておき、歩きながらああかもしれないこうかもしれないと妄想を膨らませるのが異文化と触れ合う楽しみの一つであり、旅の醍醐味である。

本当に気になれば後で調べればいいし、今はネットもないので調べる手段がない。

まあ調べても情報がないこともたくさんあるけど。

 

 

さて、今時間は14時くらいか。

北京よりかなり西なのに北京時間なので時間もあまりあてにならんが、

日没に間に合えば駅の西側の旧市街地へ行きたいところである。

 

続く